秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

スイッチ

いろいろなスイッチがある。 たとえば、作品をつくるという仕事には、創作というスイッチがあり、なにかを生み出す創造モードへモード変更しないと脳が働かない。アイデアも浮かばない。 別に、創作とか、作品とかいったことではなくても、仕事モードや〇〇…

反逆と破壊の欲求

講演会でよく語ることだし、この間のいわき市豊間小学校での上映会とトークショーでも語ったことだ。 子育て、子どもの心の問題を考え、問題があれば、それを解決するためには、親の子どもとの関わり方、親自身の仕事の問題や夫婦関係のあり方、地域との関わ…

連携と協働のための品格

連携、協働というのは、簡単なようでじつは難しい。 個人、団体には、それぞれの思惑や算段、そして打算もある。だから、見えないなにかをベースにつながるというのは、利益追求のためだけに結びつくよりはるかに難しい。 利益追求においてさえ、どちらの取…

確かに歩いていく

延びていた札幌国際短編映画祭の入賞作品とコンペ以外の上映作品の発表が昨日の朝あった。 予定よりほぼひと月遅れの発表。映画祭での上映はまちがないないと支持していただいた、観客のみなさんやいわき市での映画の上映会に尽力いただいたみなさん、制作に…

見えてこない

無学、無教養なのだが、やたら要領のいい人間というのがいる。 要領も、二つあって、するすると力のある者や学識のある人間にすりよって、その傘下にあることで、実際の自分の力や能力よりも大きく見せ、周囲からの評価を自分のものにするというのがひとつ。…

神話の崩壊

神話の崩壊。それがいまの私たちの時代の姿だ。 それは、軍事・エネルギー・食糧・IT・DNA・物流…といった、いわゆる国家やアジア、欧米といった地域安全保障における世界的規模での「神話」から、日々の生活を支えている政治や行政、制度といった既存…

ゴジラが現れる日

いまNHKプレミアで東宝の看板映画だった「ゴジラ」シリーズを連続放映している。 夏休みの子ども向け編成というのがその表向きの建前だろう。特定秘密保護法案に賛成し、報道の自由を抑圧する立場の人物のNHK会長就任を含め、権力の規制がNHKの番組…

そこには本気しかない

社会の実状や生活の現実といったものを知るために、必要なことがある。 それは、そのとき、もっとも社会的に不利益を被っている人や制度やしくみから取りこぼされている人たちを知ることだ、見ることだ。 あるいは、紛争や内戦、戦争、被災、事件・事故とい…

大熊への思い

震災からひと月ほどして、いわきから会津、郡山というルートを何度か回った。いまから3年と少しのことなのに、もっと時間が経っているような気がする。 大熊町と双葉町から避難している方たちの避難施設が会津に点在してあった。ホテル、旅館、市の福祉施設…

ビジュアルを持て

自分のやりたいこと、こうありたい、成りたいと思うことがあったら、それが達成されたときの姿を映像化することだ。 映像化といっても、あたかも現実の出来事のように、詳細に、具体的に描くことだ。 よく、イメージトレーニングでいわれることだが、よくあ…

Donationの文化のなさ

何事につけ、ビジネスでやるのか、社会貢献でやるのか、そのけじめはきちんとつけなくてはいけない。 よく、社会貢献を維持するために、ビジネスは必要だとか、収益がなければ継続的な社会貢献事業はできないというウソつきがいる。だったら、社会貢献や社会…

私たちの進むべき道

昨夜は、ユダヤ系カナダ人で、日本の伝統工芸や古典芸能のドキュメンタリー作品をコツコツ制作しているトロント在住のMと彼を紹介してくれたアニメ制作会社のK社長と久々の情報交換の飲み会。 Mは、ニューヨークにも拠点があり、東京の赤坂にも拠点がある…

もはや値しない。

たとえば、民間企業や自営業において、ある仕事の準備から実施、そして終了後のサポートといたことにかかわる時間、すべてに経費が発生する。 仕事そのものにかかる経費とは別に、その仕事をランニングさせるための間接経費が発生するのだ。 当然ながら、そ…

H先生のこと

昨日、一年に一回の区の定期健康診断にいってきた。いま、毎月、いくつか薬を出してもらっている、青山ツインタワーの医療フロアにある、馴染みのH先生のクリニック。 ものすごく、気のいい先生で、ときどき、不安になることもあるのだがw いかにもツイン…

おやじの背中

TBSが日曜劇場で、10話連続、著名脚本家で「おやじの背中」を放映する。かつてドラマのTBSといわれ、1956年からスタートし、一世を風靡した、この名作ドラマ枠は、「JEN」を除き、この数年、その面影を失っていた。 日曜劇場が始まった頃、東芝が一…

共同体の日常

町内、商店街には、必ずといっていいほど、世話好きのおばさんというのがいた。 町内、商店街には、必ずといっていいほど、口うるさいおじいさんというのがいた。 祭りや地域の催事の折には、年齢による序列があって、歳上の者は威張っている代わりに、歳下…

若者たちに目線を向けろ

先週オンエアされた、フジの開局記念ドラマ「若者たち2014」。残念な結果だった。 フジはこの数年、視聴率が悪い。困ったときのなんとやらで、テレビや映画でいま一線を走る若い俳優たちをざーと並べ立てたが、その安直なキャスティングが裏目に出た。 脚本…

世界で一番美しい一瞬(とき)

いま、私のふるさと、福岡市では、15日未明の追山へ向けて、市の中心部は熱気に包まれている。 7月1日から始まる、飾り山笠から街は、この15日へ向けて、ひたひたと時を刻む。正確には、追山が終わった次の日から、1年をかけて、この一瞬のために、主に市内…

美名と明暗

昨夜、NHKEテレで福島で増加傾向にある、仮設住宅や借り上げ住宅に避難していている住民の自死問題を取り上げていた。 南相馬市で起きた、ある経営者の自殺を通じて、3年以上に及ぶ仮設住宅の建築的な現実、それに符号する人々のメンタルの変化を専門医…

その人たちを見ている

政治的な立場や思想、支持する政党…あるいは帰依する宗教や宗派、そういったものを私は基本的に問わない。問題はその人の人柄、人格、品格だと思っているからだ。 当然ながら、人種や民族、肌色、性別、出自や門地で、その人を色眼鏡で見るという偏見もない…

やるべきことはもっと他にある

巨大台風8号が大きな被害を生み出すかもしれない。その報道がこの数日前から話題になり、今日、気象庁も記者発表をした。 ところが、この台風の発生と異例の大きさ、そして、それが生み出す被害について、アメリカやオーストラリアなど海外の気象情報では、…

省かせてもらう

決めつけと思い込み。その大半は、学習の浅さと少なさが生み出す。 そして、その学習の浅さと少なさは、見識の狭さ、状況理解の薄さ、他者の気持ちへの配慮の不足や気遣いの欠落を生み出す。 小さな親切、余計なお世話は、大方、そうしたところから生まれる…

正々堂々

子どもの頃、周囲の大人たちから、しつっこくいわれた言葉がいくつかある。 そのひとつが「正々堂々」だった。ずるをするな。ごまかすな。そして、ウソをつくな。 なにかの問題や課題に直面したとき、あるいは立ち向かわなければならない何かを前にしたとき…

熱と熱

時代にあって、時代に飲みこまれない。本当に秀逸な人間というのはそういう人だと思う。 時代にあって、時代に飲みこまれる人。それは「熱」に弱い人たちだ。 歴史をふりかえれば、必ず、悲惨や悲劇の前に、それを予見したり、予測したり、予知できる人がい…

あの教師

高校時代に影響を受けた英語教師にいわれたことがある。個人的にではない。クラス全員に夏休み前の終業式のあとだった。 沖縄返還闘争が終わったあとの夏のことだった。米軍の沖縄への核の持ち込み疑惑がまだ引きずられたままのときだった。 「戦争のはじま…

ダダこねてみた

もうどうだろう。いい加減、やめにしたら。 オラが村や町にマスコミがなにかで取材にきたからと大騒ぎするのは。物珍しさや話題性づくりに追われて、本来の自分たちの魅力やすばらしさをすり減らすのは。 もうどうだろう。いい加減、終わりにしたら。 オラが…