秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

半径三メートルの幸せ

この国の政治家は、いつから国民の生活や暮らしを忘れたのだろう。 いや、国民の生活や暮らしを考えていながら、どうして、この国の政治家は政治ゲームに踊らされてしまうのだろう。 いや、政治という舞台で、撥ねたり、踊ったり、謳ったり、おどけてみせる…

五里霧中の必殺剣法

あとで考えると、あれが自分の人生の転換期だったといえるときが人にはある。 おおむね、それは、物事が自分の思い通りにいかないとき、将来不安やこれからの生活が見えておらず、何か手掛かりはないかと四苦八苦し、心が不安定な時期だ。 五里霧中の状態だ…

心やさしき軽薄者の深い話

午前中、明るい社会づくり運動の13回目の自然観察会へ。 今回は、企画を相談され、ボランティアで、オレと縁の深い著名ナレーターのTさん、Tさんの朗読会をサポートとしているSさんに、「いのちをいただく」という屠場の仕事を舞台にした、感動的な話を朗…

武士の本懐

1週間ぶりに付加をかけたウォーキングをやる。 やりながら、借りていた鉄アレーを返却しなくてはと気づく。ほかにも返却しなくてはいけないものがあるので、週明け、知人にことずけようと、一つにまとめる。 昨日は、久々のオフ日。提出を待ってもらっている…

残りの人生でできること、できないこと

意地や見栄の裏には、寂しさがある。 人に負けたくない。人に評価されたい。認められたい。愛されたい。有名になりたい。儲けたい。自分を守りたい。あるいは、みんなと同じでいたい…。 かなえられない願いがあると、人は他者に、周囲の人々の視線に対して、…

I WISH YOU LOVE

小野リサと会ったのは、オレが独立してすぐの頃。 その頃、ある団体生命保険会社の販促用冊子のコピーを書いていて、毎月、いろいろな芸能人、歌手、俳優を取材していた。 あるとき、小野リサの取材の企画が通り、有頂天になった。 この歳になるまで、仕事柄…

記憶色の話

白々と明ける蒼ざめたアスファルト道路と人気のない、無人都市のような早朝の風景。 それが、墨が水に溶けるように、明け行く中、朝を予感させる、淡いブルーに染まっている…。 だれもいない、車も走らない、未明の道路には、音もなく、信号が点滅している。…

されどわれらが日々

打ち合わせを終えて、不義理をしていたレッドへ。5ヶ月ぶり。 週の谷間で、客はなく、のんびりした雰囲気。店としては喜ばしくないのだろうが、ふらりと久々、雪駄で立ち寄ったオレには丁度いい。 しばらく会っていないコア常連の近況や定例の誕生会のことな…

ハラキリの美学

祈りや願いは、そうたやすく、人に届かない。 それでも、人の幸せや安全を人は、祈り、願う。 伝いえたい思いが届かなくても、届けられなくても、人の幸せや安全を人は、願う。 それがあれば、それでいい。そういう育ち方をオレは、した。自分の欲や願望では…

ここにしか咲かない花

小さな思い出が、人を救うことがある。 小さな思い出が、人に忘れられない出会いを与えることがある。 小さな思い出が、人に温かさを思い出させるときがある。 小さな思い出が、人に忘れられぬ後悔を残すことがある。 いろいろな小さな思い出…。その中に人…

江ノ島をなめんなよ

気分転換をやってる場合ではないのだが…。思い切って、江ノ島へ。 船に乗るつもりが、レンタルボートの予約が遅すぎて、乗りたいボートが空いていない。ならばと、江ノ島スパへ行く。二時間ほど、海の見えるプールでぼんやりし、腹が減ったところで、片瀬江…

親子の不条理

親には感謝してくてはいけないと、人はわかっている。 この世に生んでくれたことへの感謝。育ててくれたことへの感謝。ほとんど子どもには、自覚も記憶もない頃、親、とりわけ母親から受けた愛情は、言葉でただ愛とだけは表現できない、理屈を越えたものだ。…

自由なつながり

グリーフ・カウンセリングのセミナーに参加する。 赤坂で会社を経営しながら、社会貢献活動を一緒にやているKさんに誘われ、同じく赤坂に住むTさんも誘い参加した。 人との死別、離別によって、近親者や関係者が受ける喪失感、トラウマにどういう形で引き…

身の丈を越えない

昨日から日曜日まで、麻布十番納涼祭り。だが…。昨年は、50万人もの人手だったらしい。 六本木界隈にヒルズができ、にわかセレブが登場し、ブランドショップが並ぶ。その一方、ハイセンスで、かつての文化情報発信基地だった町は、まるで新宿歌舞伎町のよう…

花火の夜のひとりごと

昨夜は神宮の花火大会。 すぐ近くの花火大会なのに、見たのは2度。乃木坂の袋小路になっている道路からは、かつて、花火を見ることができた。 だが、いま、そこにマンションが建ち、花火は見えなくなってしまった。 偶然、それを知って見たのが1度。もう1度…

子が親を思い、親が子を思う

親が思う以上に、子は親のことを思っている。 子が思う以上に、親は子のことを思っている。 いずれ、何かで別れる親子だから、そのひとつひとつの出来事が、かけがえのない思い出になっていく…。 その大切な、ありきなたりな出来事を大事にすることが、人と…

縁とは不思議なもの

縁とは、不思議なものだと、改めて思う。 北海道出身のTさんの就活の件で、長く北海道で活躍してらしたYさんに連絡をしたのは、二週間ほど前。ここで、まず、偶然ながら、北海道つながり。 そして、昨日、不安なTさんを救うように、某国会議員の秘書さん…

二日続けてのハンナ

珍しく、ハンナに二日続けて顔を出す。 一昨日は、母君の具合が悪く北海道に帰省していた、Tさんと。昨夜は、勉強会やお彼岸の法要などでお世話になっているKさんと。 Tさんの母君は無事手術も成功し、落ち着かれたとのこと。何より。わざわざ北海道のお…

オペラ好きのヘンな人

ポール・ポッツ。地道な努力の積み重ねの末に、最後の舞台だと望んだオーディション番組で優勝し、遅咲きのオペラ歌手としてデビューした。 あまり多くの人は知らないが、実は、オレはオペラが大好きなのだ。美しい声楽に出会うとわけもなく涙が溢れる。 恋…

お盆明け再びの日常

このお盆、例年になく、慌しく、暑さもあって、疲れが出たのか、歯茎が腫れる。 手術をして治療した箇所なのだが、研究熱心な歯科医が糸切り歯の歯茎の両方にそれぞれ違う治療をした。右は、人工増殖の骨を移植し、左は、それをしない治療。 結局、移植しな…

僕を支えた母の言葉

人が人を思う。その思いがわからないときがある。 わかっていても、眼を背けるときがある。 親のやさしさも、異性のやさしさも、そんなふうに受け止められないことがある。 だが、人が人を思う、その気持ちはきっと伝わる。 立派でなくてもいい、えらくなく…

平和へ向けた一日のはじまり…

自分には何ができるのだろう…。 人は、いつもそう思う。若い頃は、いろいろな何かを考え、とても手が届かないと思い、溜息をもらすかもしれない。なんでもいいから、トライしてみよう。そう心では願いながら、自信がなくて、わずかの一歩がとても遠く感じる…

お父さんのチャーハンが食べたい

親子のすれ違いは、どこにでもある。だが、それが親にも、子にも大切な思い出に変るときがある。 うちのオヤジもチャーハンが得意だった。知り合いの中華屋のオヤジに教えてもらったレシピーで休みの日には、せがまれると、得意気にチャーハンをつくっていた…

帰りましたぞと、そこにばばあが

この時期の佐賀の気候風土のせいかなのかと思っていたら、福岡も、帰ってきた東京も蒸し暑い! 地下鉄の大門駅は、浴衣の兄ちゃん、おねぇちゃん、家族連れで混んでいる。東京湾花火大会だった。 人ごみに背を向けて、とっとと乃木坂に戻り、熱を孕んだ部屋…

アンティークに包まれて

12日からオヤジの様子を見に、姉と同居している佐賀へ。 12日夜は、佐賀市郊外の武雄温泉に宿泊し、昨夜は佐賀市内、佐賀城のお堀脇にあるニューオータニに泊まる。 武雄温泉は、母の育ての父が警察官との結婚に反対し、家を飛び出した母がまだ19歳のころ、…

どう生きていくのか

今年は例年になく、NHK本局、教育、BSチャンネルで、太平洋戦争を取材した番組が連続放映されている。番組の数も多い。 戦後65年というひとつの節目ということもある。だが、それ以上に、制作トップに、いまこの国の社会のあり方に、危機感があるからで…

映画CATERPILLAR

少し前の話だが、今月14日から公開される若松孝二監督の最新映画『CATERPILLAR』が、ベルリン国際映画祭で、銀熊賞主演女優賞を受賞した。 受賞したのは、主演の寺島しのぶ。 プロデューサーでもある荒戸源次郎がメガホンをとった『赤目四十八瀧…

今月の評論OUT更新

秀嶋賢人公式HP 今月の評論OUT更新! 「第51回 選りすぐりの孤独たち」 詳細は、http://www.hideshima.co.jp

いつか何処かで

サザンの曲で、一番好きなのは、「忘れられたBIG WAVE」。 次に好きな曲はこの曲。歌うのではなく、聞くのが好きなのは、TUNAMIを越えている。 いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)桑田佳祐

65年目の長崎 原爆の日

昨日は、65年目の長崎 原爆の日。 福岡市に生まれ、育ちながら、オレは福岡にいた当時、雲仙に小学校低学年と高学年のときにいったくらいで、長崎市にはいっていない。 大学生になった高校時代の同級生たちが、彼女や彼氏とドライブデートするのに、長崎方面…