秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いつかだれもいなくなる

肩書や実績のない人ほど、肩書や実績に弱い。 また、多少ばかりの肩書や実績がある人ほど、それをひけらかす。 いつもいうが、肩書や過去の実績というのは、人そのものを表象するものではない。単なる属性。本性ではない。 問題なのは、いま、その人が何をや…

まだまだ、弱っちい

もう10年以上前、眠れない夜が続いていたときがある。 そんな夜、深夜、BSをつくけると透明感のある、不思議な映画が流れていた… それほど予算を費やした映画でもなく、それほど話題になった映画でもなく、それなのに、見初めてすぐに引き込まれていった。…

そろそろ次の人たちに

このところのSmartCity FUKUSIMA MOVEのデータ収集の追い込みや最後のデータづくりで疲れていたのか、トヨタ財団に提出する書類を整える打ち合わせや決算の準備で頭が分裂していたのか… 今朝は、前夜酒も飲んでいないのに、久々に寝ぼ…

身を捨ててこそ

いわきの支援事業を皮切りに、仲間を募り、まずは、被災地いわきの現実を知らせようと小さなイベントを開催した。 その過程で行政や地域の団体とより深く連携する上では、NPO法人の取得が不可欠…という現実に直面し、不慣れな素人作業でなんとか認可に漕…

昨日は沖縄慰霊の日

沖縄のことを知ったのは、小学生のときだった。 テレビや新聞という媒体から知らされたものもあるが、小学生の自分がそれを強く心に焼き付けられたのは、オヤジが購読させてくれていた、小学館の小学3年生の読み切り漫画だった。 あの頃の小学生シリーズは教…

人迷惑な話だ

高校3年のとき、担任の英語教師にいわれたことがある。「ま、おまえは、大丈夫さ。開き直れるから、心配ない…」。 オレの学力では到底合格できない大学を志望校に挙げて進路相談をしたときのことだ。希望大学を書いた紙を見た担任のS先生は、まず、最初にお…

残念ながら一瞬だった

SmartCity FUKUHSIMA MOVE=福島えこひいき情報SNSサイトの内覧を7月10日に設定した。多少のズレはあっても、デザインイメージ、カテゴリー分類、階層毎の情報とリンクの形式がわかるレベルで内覧、関係者に共有できるようにする。 すべての情報が全部で…

ささやかな矜持

天候が悪いのが気になるが、どこかで会津に行く必要が出てきた。 ほぼ、月内には出そろうSmart City FUKUSHIMA MOVEの仮設開始分のデータ。予定より1週間遅れのところまで、取り戻したが、依頼していた地元のNPO法人が八重の桜関連ツアーがらみで忙しい…

夜明け前

年3回の舞台公演をやっていた頃、いつも上演のための資金づくりに苦労していた。 いまでは出演する役者にチケット販売のノルマを課すのが当たり前のようになっている。オレが舞台をやっていたときも、ノルマではないが、役者が必死でチケットを売りさばくと…

騒がしい

東京は都議会議員選挙で騒がしくなっている。参議院議員選挙の前哨戦ということもあるだろう。だが、選挙のたびに、騒がしいというのはどうしたものか… 渋谷、新宿、池袋、秋葉原、新橋…といったところには各党党首が繰り出し、参議院議員選挙をねらって、国…

やりきる

SmartCity FUKUSHIMA MOVEの大方のデータは制作スタッフにはおくったものの、まだ、収集できていない団体と会津方面のデータが出そろっていない。 今週は、この収集と催促のお願いになる。仮設でスタートするSNSのひな形はすでに制作スタッフの方でつくっ…

そろそろ始まる

人が何かの機会に出会うといのは、それぞれに意味がある。 まして、出会う人、それぞれに何か抱えている課題や目標としているもの、あるいは、自分の進む道に壁や障害があればあるほど、そうしたときに出会う人や出来事というのは深い意味を持つ… わずかばか…

情報の外部化

情報の外部化を人は必要とする。 それは、記憶というものが時間と共に曖昧になるからだが、それ以上に、情報を外部化することで他者と共有し、合意を必要とするからだ。 一人の人間が見てきた事実。それが一人の脳内にとどまっている限り、他者性を持ちえな…

二本松少年隊

次回の八重の桜では、二本松城の攻防がとりあげられる。福島県内の人でも知らない人がいる。総勢62名の武家の男子12歳から17歳の少年が戊辰戦争に参戦。とりわけ、砲術指南だった木村銃太郎が率いた25名の少年砲術隊は全員が死亡した。 会津の白虎隊の悲劇は…

福島弾丸取材トラベラー紀行2

東京でも、地方でも、被災地支援のイベントの開催が減っている。今回、浜通り、中通りをまわりながら、異口同音に聞こえてきたのは、その言葉だった。 マスコミでも政治がらみや政策がらみ、原発事故関連で被災地の情報を流すことはあっても、かつてのように…

福島取材弾丸トラベラー紀行1

被災地の自立…。それはいうまでもなく、被災した人々自身が主役になり、進めていかなくていはいけないことだ。 震災直後からしばらく、総理や政府、東電社長に土下座しろと抗議する原発避難、警戒区域から避難施設で不自由な生活をおくっている住民の一部の…

人はそこに生きている

人はそこに生き、そこで生活しているのだ…。その当たり前のことをこの国の人々は忘れている。 人はそこに生き、そこに生きることに誇りと希望を見出したいのだ…。その思いと願いにこの国の人々は鈍感すぎる。 だが、そこに住むことも、暮らすことももうでき…

都合4日の弾丸終了

2日早朝翌日戻りのいわき取材から、6日早朝いわき着、塙のケーフーズ、須賀川の高橋製麺、二本松の菓匠まつもと、二本松からいわきへ戻り、翌日、協議会の中心メンバーと会合のあと、いわき四倉とまとランド、川前町日本きじ牧場、平窪じゃんがら念仏踊りを…

熱狂のサボタージュ

昨夜、スポーツバーやテレビ画面を置いていない飲食店は、きっと閑古鳥だったに違いない。 酒を飲みながらスポーツ観戦をする。それはかつて小さな居酒屋割烹や町の食堂の世界だった。しかも、大半は相撲と野球、せいぜいプロレス。それがいまではすっかりサ…

宇宙との交信

日曜午前7時のスーパーひたちでいわきへ。いわきビジネス復興協議会の理事長で、専務をやっているMさんの菌床椎茸組合の大感謝祭のイベントに参加。 仲間のPower of Japanの代表のKさん、副代表で今回、いわきの食材を使い調理人を集めた天厨菜館のYくん…

オレの舟を編む

自身のオリジナル脚本でしか監督をやっていない石井監督が三浦しをんの原作「舟を編む」を脚本家を立てて監督するというので、この作品はどうしても観ておきたかった。 もうすぐ公開終了となるギリギリでなんとか観ることができた。 三浦しをんの小説は、す…