秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

節分会

中国の占い 四柱推命では、旧正月が一年の節目になります 日本では2月3日がこの年の変わり目、節分会と呼ばれていますが 旧正月の陰暦では毎年正月が変わります 今年は1月26日が中国の正月 春節でした 「鬼は外」とは、昨年までの厄を払い、取り除き、「福は…

誕生日って…

写真はRed恒例の月例誕生会の模様 もう一つはRedの常連仲間のイガとベティがプレゼントしてくれたキャップ ベティがカントクにはこれよと選んだらしい あいつ、若いがセンスある なぜだろう 今年は、誕生日がやたらにぎやかだった。 この年齢になると、誕生…

おくりびと

封切時期が台本の企画と執筆にぶつかり、なかなか観ることのできなかった『おくりびと』を観てきまし た。 モントリオール映画祭で最優秀賞をとったというので、かなりのロングライン上映になっています。 山崎努の芝居は光っていますが、映画の完成度として…

撮影終了で、コレドへ

昨年末から手掛けていた、東映の社会教育作品の撮影が無事終了しました。 3話オムニバスドラマです。 題材は昨今多い、ケータイで犯罪や事件に巻き込まれてしまう子どもたちの問題。 ケータイの禁止だとか、うんぬんいわれいますが、ぼくの本、『思春期の心…

本年初のスタッフ会

昨年の末から制作に入っていた、来春リリースの東映自主制作作品のスタッフ会の模様。 秀嶋組は、撮影前に演出部、技術部が合同で台本のカット割確認や香盤表の確認をやり、それぞれが自由 に意見や要望を述べるようにしています。 台本の構成やセリフについ…

演劇のこと5

映像の世界に入って痛感したのは、いかに映像の世界の人々が演劇の知識を持ち合わせていないかという ことだった。 俳優の生理や演技というものをきちんと勉強していないか、リアルな演技を追求するあまり、過剰な芝居 を俳優に要求し、過剰であることが、あ…

演劇のこと4

早稲田小劇場(現、SCOT)の「夜と時計」を観たときの感動は忘れない。 早稲田小劇場は「劇的なるものをめぐって」シリーズで白石加代子という女優を生み出し、高い評価を既 に受けていたが、シェークスピアの「マクベス」を下敷きにした、その舞台は圧巻だ…

演劇のこと3

当時、福岡の高校演劇のレベルは高いといわれていた。 レベルを押し上げていたのは、筑紫ヶ丘高校演劇部だった。当時、不条理演劇というジャンルの芝居が 一世を風靡していて、人間存在の不確かさを描いた作品をオリジナル台本で発表し、かつ、演劇部員たち …

演劇のこと2

中学時代、ぼくは剣道部にいた。 小学校の高学年から剣道をやっていが、東京オリンピックでの女子バレーの活躍に刺激されて、中学に入 るとすぐ、バレー部に入部した。ところが、当時、バレーは女子のもので、男子部員はわずか一人、先輩 がいただけだった。…

演劇のこと

みんなに経験があることだと思うのだけど 小学校の学芸会というのは、なぜか成績のいい、イケメンの子やかわいい子が主役をやった。 いまはそういうことをやると、モンスターペアレンツが学校に怒鳴り込んでくるのだろうが、ぼくが小学 校の頃はあからさにエ…

映画のこと5

ATGは、50年代、映画の母といわれる、当時、東和映画の社長だった川喜多かしこが芸術映画の上映専 門館、アートシアターを設立しようと提案したことから始まっている。それに、東宝の副社長だった森岩 雄が賛同し、興行館を経営する三和興行の社長、井関にも…

チェ・ゲバラ

雪でも降るのではないかしら。と思った、昨夜。 行き着けの歯科医院で定例の歯のお掃除をしてもらった帰り、久々に映画に行ってきました。 話題の『チェ28歳の革命』です。 高校時代、『いちご白書』というコロンビア大学の学生紛争を描いた映画があり、その…

映画のこと4

いま、「傷だらけの天使」のその後を描いた、矢作俊彦の「傷だらけの天使 魔都にハンマーを」が話題 になっている。放映当時から熱狂的なファンがいたが、DVDを観た若い世代が、いまでも当時のロケ地を 訪ねるらしい。 しかし、放映された、74年から75年の同…

映画のこと3

ダスティン・ホフマンを観たときは、とにかく、びっくりした。 身長も低く、決して美男子とはいえない小づくりの男の演技は、圧倒的だった。それまで、邦画でも、洋 画でも、ましてやテレビでも観たことのない、その存在感は強烈な印象と同時に、魅力にあふ…

映画のこと2

映画を観ること、本を読むこと、音楽を聴くこと、そして、テレビを見ること。 この四つのことに、父も母も驚くほど寛容だった。 小学校の低学年時代、ひどく成績が悪くても、その後、転校した北九州の門司の片田舎の小学校で、担任 教師から、「この子は、小…

映画のこと

父と母は映画が大好きだった。大牟田にいた、ぼくが幼い頃は、よく母に映画に連れていかれた。貧しい警察官なのに、なんであんなに映画にいけたのか、中学生を過ぎた頃、ふとそう思ったが、理由は簡単で、当時、地元の警察署や派出所、交番はいまとは想像も…

早稲田大学ラグビー大学選手権2連覇!

あまり語ることはありませんが、実は、ぼくは、ラグビーが大好きです。 とりわけ、母校、早稲田のラグビー、大西ラグビー(ライン攻撃の創始者といってもよい方)の精神をこ よくなく愛しています。早稲田のラグビーもいまではフォワード充実して、かつての…

まさに酒と、バラ(?)

わが家でのホームパーティのひとこまをご紹介。 女優のUとたまにメシをするのですが、前日までの飲みすぎ、運動しすぎで、Silly Coldになってしまっ たため、あったか鍋でもやろうと思っていたら、地元の土佐へ帰省していた、秀嶋組ヘアメイクで、秀嶋 組の…

父の詫び状5

父も祖父も、家庭を壊すような男ではなかったが、深い仲になった女性がいえれば、それを遊びと割り切 れるほど、遊び上手な男ではなかったのだろうと思う。 母にすれば、許せることでなかったのはよくわかるが、妻子があっても、真剣な恋に出会ってしまうこ…

またまた新年のごあいさつ

「ハンナ」を出た後、向かうのは、以前、少しだけご紹介したMさんの店「コレド」。 乃木神社の向かいのビルの地下にあります。入り口に看板があるだけの店。ちょっとあやしい雰囲気で、 ふらりと入るには抵抗があるかもしれませんが、Mさんのおだやかな人柄…

新年のごあいさつ

乃木坂界隈には、25年以上やっている店が数店あります。 その中でも、地元の生き字引のような店が地酒の店「ハンナ」。 日本酒しか置いていないのに、日本酒の飲めない、飛び込みの若い女性や男性グループが、その店構えか ら、ありがちな居酒屋ぐらいに思っ…

父の詫び状4

贅沢で、放蕩な祖父は亡くなる寸前まで 女がいた。 80歳という年齢で女がいたのだから、たいしたものだったと思う。 その祖父に膀胱がんがみつかった。 父の兄は、40代の若さで急逝していたから、直系の親族の長は、次男の父だった。しかし、警察官舎住ま い…

今年の夢

夢ではありませんが 今年、やっておきたいことがいくつかあります。 その一つが、20年前に舞台上演した、『流転』という芝居の再演です。 戦後65年の来年には、これを映画化したいと考えています。 その手始めとして、舞台のリメークを上演するという計…

不思議体験 其の六

昨年、後半に起きた通り魔事件の件数は、普段なら1年に起きる件数が半年の間に集中して発生したとい います。 家庭内での殺傷事件も昨年は例年より件数が多かったようです。 犯罪そのものの件数は減少傾向にありながら、犯行動機も要因もはっきりしない事件…

あけましておめでとうございます

2008年はまさに激動の年でした 2009年は激動の混乱から 次の時代 次の世界へ向けた 改革と変化のスタートの年となるでしょう 金銭や物質優先から 心の充実や安息が求められるようになり 豊かさや幸せの定義が 大きく変わる年になります 地に足のついた生き方…

秀嶋賢人公式HP更新しました

今月のOUT更新のご案内 「新春特別寄稿 第32回 騙りの地平 虚飾の正義」 昨年末、雑誌WiLLの大講演会、決起集会に参加してきました 私は雑誌WiLLをまったく支持していませんが 田母神俊雄が講演をするというので 批判する前にきちんと話を 聞いておここうと …