秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

自由の話をしよう!

来月の高校生に向けた講演テーマを「東日本大震災が教えたこと 自由の話をしよう!」に決めた。 人の自由を遮るものは何だろう。 その多くは、実は、他者や組織、集団ではなく、その人自身である場合が多い。 こんなことをいったら、周囲からヘンな目で見ら…

中通り紀行4 小さいから伝わる思い

練馬つづじ祭というのは、もう17回も実施されているらしい。そのこじんまりした祭に 茨城に近い、塙町のケーフーズ生田目のS社長が出店すると聞いて訪ねた。 昨年の福島東北まつりのとき、こんにゃくやつくねダンゴ、アユの塩焼き、揚げしゅうまいといった…

中通り紀行3 ますます心惹かれる

「東京から鏡石を目当てに来る人、監督くらいじゃないんですか?w」。同行してくれたIさんが冗談交じりでいった。 昨年の東京マラソンゴール地点に開設されていた東北の出店ブース。福島県からは、福島復興トマトカレーのいわき福島復興オフィス、会津地鶏…

中通り紀行2 不安と迷いの中で

中通りは広い、いや縦に長い…。二本松の里山から白河まで約1時と少し。 いわきのおのざきさんが仕入ている、高麗屋さんを一週間ほど前、急きょ訪ねることにした。おのさきのO社長さんもかけつけて、白河周辺以外でも知る人ぞ知るという絶品キムチの女性社長…

中通り紀行1 作物への愛情と誇り

朝、新幹線で福島市へ。福島市はこれで5回目になる。もっぱら、福島市役所だったのだが、今回、初の県庁。 東京でのイベント等では、都道府県会館の福島県東京事務所へ行けば、ほぼ要件が片付く。それもあって、県庁に伺う機会がなった。だが、東京事務所に…

This Bible is the government

日本人というのは、概念形成というのをやらない。やるとしても、どこかの本にあるような言葉をならべ、やれ、ステークホルダーだの、BtoBだの、コンセプトだの…言葉にあやつられて、概念そのものをつくりあげるということができない。 基本的に母国語が達者…

いわき紀行5 よこさこいとMOVE宣言

原発避難地域からからくもはずれた場所、久之浜のよさこい団体、海神乱舞(わだつみらんぶ)との縁をつくってくださったのも、FMいわきのW社長だった。 じゃんがら2団体がいま事務局長をやってもらってる、いわき出身のSさんの力で「大いわき祭」に参加…

いわき紀行4 いわきのために踊る

ヒラワニ・カイカマーヒネ(美しい少女たち)は、小名浜高校の生徒たちでつくられたが、正式の部活ではない。誕生の経緯は保護者の代表Yさんとお嬢さんの熱意が最初にあった。 Yさんがダンス指導を受けていた先生が元常磐ハワイアンのフラガール。それが縁…

いわき紀行3 臆病であってはならない

遠野産業振興事業協同組合との出会いは、FMいわきのW社長がつくってれた。 震災の年に開催した「大いわき祭」に農産物の参加が少なく、それを心配して、いわきの農業の中で、地域の特性を生かしながら、新しい取り組みに挑戦しようと10年ほど前に発足した…

いわき紀行2 ゆるがない決意

たまたまの出会いだった。農水産観光振興のためにつられた、いわき市役所にある「見せる課」。その課長のNさんと駅前の大衆割烹で隣の席になった。 おのざきのO社長と飲んだ、いわきツアー初日の夜だ。そして、それを縁に、観光交流課の課長さんに新任あい…

いわき紀行1 はっきり見えている

今回のいわきでの取材。実に実りがあった。農業の現場を支える若い人たちと直接、農地を前に語り合えたことだ。 前回紹介した、ファーム白石の白石さん。以前から付き合いのある、親ばかトマトの助川さん。その地域や農業にかける思いは、淡々としながらも、…

すべては縁から

14日夜、いわき着で、Oさんと同行してくれているIさんの3人で田町で飲む。0さんが最近、親戚まわりを始めていて、浅草のこじんまりした大衆割烹の店が親戚筋にあたると数日前、FBで読んでびっくり。 40代に入ってから、ほぼ、半径1キロ圏内でしか飲まないオ…

なにかがオレを待っている

年上、とりわけ、団塊世代に対して、平気で、失礼なジョークを飛ばし、ときには、罵詈雑言、いじりをやるオレを、ときに、妙に気に入ってくださる方がいる。 世界のマエストロ、現代のストラディバリウス、SヴァイオリンのSさんもそのひとり。お世話になっ…

日々を越えて、日々を守る

無理は承知で、迷惑は承知で、それでも、頭を下げてでも、お願いしなくてはいけないことが人にはある。 日々、そつなく、ことなく、人に面倒や迷惑をかけずに過ごすことを心がけることは、当然ながら、大事なことだ。だが、日々、そつなく、ことなく、面倒や…

その答えはそこにある 会津応援バスツアー紀行5

MOVEの活動は震災と原発事故と風評被害による福島県の再生、新生である。それは紛れもない活動の目的だ。 だが、それは同時に、なぜ福島なのか、なぜ福島でなくてはいけないのか…ということを自らにも、そして、他者にも問いかける活動でもあるのだ。 MOV…

飯盛山の声  会津応援バスツアー紀行4

飯盛山は2回目になる。会津には8回も来訪しているが、観光地をめぐったのは、「福島・東北まつり」の事前準備の折、鶴ヶ城と飯盛山にいっただけだった。 観光課・八重の桜プロジェクト推進室へ打ち合わせにいくのに、どこの観光地も見ていないのでは話になら…

会津芸者と会津の奥行 会津応援バスツアー紀行3

会津応援ツアー初日は、八重の桜ドラマ館→鶴ヶ城見学のあと、セミナーになり、夜の懇親会は30名ほどで、会津地域連携センターさんが手配してくれた、会津料理の「みよし屋」。そこで、喜多方出身という会津芸者の月乃さんの踊りと接待を受けた。 ちなみに、…

鶴ヶ城と2.26事件 会津応援バスツアー紀行2

かつて、陸軍の下士官養成学校があった。そのひとつが仙台陸軍教導学校。在京師団に属する連隊の下士官はここで1年間の下士官教育を受けている。 教導の最終関門は野営訓練。いまでも自衛隊の訓練に組まれているが、深い山間部から宿営地に指定された目的地…

渋川問屋 会津応援バスツアー紀行1

5日朝8時半に新宿駅西口スバルビル前に集合して、明治大正の風情がある七日町、料亭旅館「渋川問屋」で昼食。 会津地域連携センターのI理事長さんが、蔵町の歴史を再生し、まちづくりに生かす七日町散策を組んでくれた。それに加え、オレが2.26事件にこだわ…

ヒントと学習

喜んでいいのか、嘆くべきかのか…どうしたものか、facebookに昨日アップした映画紹介と解説のアクセスが、MOVEのfacebookページよりも圧倒的にいい。 MOVEのページは、福島情報をある基準をもって、リンクしているだけなので、当然ながら、情報とし…

世間がほっとかない

うちの自主作品のフライヤーが予定より遅れつつも、今月9日には完成する。東映の担当のOさんががんばってくれたおかげだ。パッケージは11日着で届く段取りになり、中旬からリリースされる。 同じくバタバタの中で、会津若松市でのセミナーに、会津若松市役…

大きく前進しようとしている

行政団体や企業でもなく、完全な非営利で、かつ、多くの課題を抱えている福島の支援のために立ち上がる、民間でのSNSは、国内初の試み…といっていい。 社会貢献をめざし、自分たちの団体の活動告知や参加者募集を募るSNSはある。だが、主役が運営母体では…