秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

そりゃ、最低だぜ

東映の企画出しがひたひたと迫って、やがて足音まで聞こえ始めた… が、しかし。今朝からオレは福島県東京事務所へ。この間の福島県横断ツアーでの各自治体の反応とその後の状況。I大学との連携の可能性など報告もあった。同時に、今回、協力出店依頼をした…

未来を見た男

「政治は出来るだけ地方分権でなくてはならぬ。出来るだけその地方地方の要求に応じ得るものでなくてはならぬ…(略)…ここに勢い、これまでの官僚的政治につきものの中央集権、画一主義、官僚万能主義というが如き行政制度は、根本改革の必要に迫らざるを得…

新しい社会モデル

現状を容認して、現状の先に未来をみるのか。現状を否定して、新たな未来を築くのか。その線引きは簡単なように見えて、実は簡単ではない。 現状を容認するというその容認はすべてにおいてなのか、一部においてなのか。現状の先にみる未来とは、どういう未来…

復興元年というなら

昨夜、白河の食を堪能する会という集りに仲間のAくんの誘いを受けて参加した。あずまっぺで会など、福島県人の若手の集まりを組織するなど、福島のためにできることをと精力的に福島県人の集まりに顔を出すAくんの淡々としながらも、芯にある復興への熱意…

自問するいい言葉

「登りはじめたら、決して頂上を見上げるな。周りも見ないことだ。足元だけを見て進めば、いつの間にか頂上に着いている。見るなら太陽を仰げ。俺はあそこまで登るのだと」 ある大手マスコミ系企業の4代目社長の言葉らしい。FBとツイッタ―をリンクさせて…

ここにもあった縁

先月提出していた東映の自主作品企画の受注が企画会議で別の企画に落ちたという連絡をもらう。むむむ…と動揺したのとまだ疲れが残っていたので、昨夜は、企業一口寄附を進めているS新聞のHと打ち合わせをかねて、軽く飲んだだけで、すっかり酔いが回る。気…

何をめざし、どこへ行くのか

オスプレイの試験飛行の場所になっている岩国基地のある岩国、そして配備予定の普天間基地、沖縄で反対運動が大きくなっている。 民間から異例の器用をされた新防衛大臣の強行姿勢と対応のまずさもあって、実戦配備についてアメリカの事故調査結果や実戦配備…

道はいつも一つしかない

福島県・福島市・会津若松市・いわき市と柱となる行政への根回しと産学共同の道すじを一通り付けたところで、いよいよ、「福島・東北まつり -ふくしまから歩み出そう」のスポンサー・協賛団体へのアプローチを始める。 すでに、一つの大手へのルートは進め…

浜中会津

昨日、いわき市から戻ってすぐ、高校の東京同窓会の仲間と、PCでの案内状の宛名作成を後輩のYさんに任せたまま、あれこれ話をしていてふと気づいたことがあった。 すると、今日、MOVEの仲間で、ひと筆書きをやっているSさんから、いわきを象徴するよ…

未来への希望

会津若松市八重の桜プロジェクト推進室との打ち合わせを前日に終えて、ホテルに入り、メールをチェックすると福島県東京事務所のKさんからI大学企画連携課のIさんとアポイントがとれている…という連絡が入っている。 翌日、1時間ほど若松駅の待合所で本を読…

反撃の銃弾

MOVEメンバーの若手Sくんが縁故をつてに橋渡しをしてくれて、福島市役所市政策推進部の課長さんから観光課を紹介してもらう。 福島市その周辺は放射能線量が高いことはよく知られている。福島市は農政部と商工観光部が分かれている。県庁所在地のある自治体…

なーんにもなくても

福島県東京事務所に、仲間のAくんとMOVE市民復興祭の後援と八重の桜プロジェクト(福島県・会津若松市)の市民復興祭への協力をお願いする。合わせて、福島県の名産特産品の出店参加も県単位での協力が得られるよう検討しもらうことになった。 やはり、…

オーケストラと民主主義

民主主義の原理であり、最大の欠陥、弱点は多数決制といわれている。 何事かを決定していくためには、確かに、いろいろな選択肢の中から、何を選ぶかという投票をしなくてはいけない。仮に、100人の人間がいたとして、その中の1人が、いや、オレは全体の合意…

盂蘭盆会の夢

青山霊園は旧暦のお盆(盂蘭盆会)の墓参りでこの連休にぎわっている。霊園の緑の変化は季節の移ろいをつたえ、同時に、春のお彼岸、盂蘭盆会、お盆、秋のお彼岸と先祖の御霊に手を合わせる時期も教えてくれる。 この場所がいい場所だとオレが思うのは、ミッ…

福島との縁(えにし)

この数日、特定非営利活動法人Social Net Project MOVEの第二回市民祭へ向けた調整作業や連絡業務、打ち合わせで慌ただしくなっている。 昨夜は、FBの福島県人会若手グループがやっている交流会「あずまっぺぇ会」に参加。昨年から3度ほど顔を出させてもら…

公平性と公共性の喪失

社会に常に求められるのは、公平性だ。しかし、成熟した資本主義社会の中では、万民が合意できる公平性を保つことは途轍もなく至難になる。なぜなら、生活に求める質が極度にカスタマイズされていき、人それぞれが求める生活の質とそれに伴う選択が多様性に…

新しい旗

歴史の中には、歪められてしまうものもあれば、白紙にされてしまう出来事や人というものがある。 とりわけ、それが大きな時代の転換点であったり、転換期であったりすると、その後の治世者や権力者によって、対立するもの、新しい治世や権力機構の妨げになる…

山水に得失なし 得失は人の心にあり

身に起きる不具合、不都合、予期せぬ試練を人は、何かのせいにしたがる。 たしかに、この世の中には、理不尽なことも多い。道理の通らないことも多い。そのために奪われる人権もあれば、蹂躙される尊厳も少なくない。だが、それは結局、人の損得、利害と高慢…

いじめは大人の映し絵

大津市のいじめ自殺の問題で、これまで教育委員会や学校が隠ぺいしていた問題が次々に噴出している。当然ながら、教育委員会や学校は隠ぺいを認めず、その隠ぺいを崩しているのは当事者である子どもたちだ。 いじめには、被害者・加害者・傍観者・観衆という…

梅ちゃん先生のおとぼけ

NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」に、はまっているw このドラマ、演出がすこぶる丁寧。それでいて、台本のセリフ運び、テンポ、展開がいい。セリフに時代のリアリティがある。 丁度、オレと年齢が前後の世代が子ども時代の話。ドラマを見ていると、ああ、う…

新しいフォルム

昨夜は、震災後すぐの東京商工会議所異業種交流会で知り合い、FBで再生可能エネルギー事業の推進運動をやっている方がかかわっている勉強会に参加。持続可能社会のために、まずエネルギーから…ということらしい。 今月1日から、菅直人が総理時代に決定した…

めがねの悲しみ

眼を酷使する生活をずっとしている。これは、オレが小学校の中学年の頃から本の虫になってからずっと続いている。そのせいで、小学校の5年からめがねをかける生活になった。 当初は、近視よりも乱視が強かったのだが、中高と進むうちに、近視も進んでしまっ…

八重の桜

福島と京都…というのは、因縁が深い。正確には、会津若松と京都だが。 昨年の震災後、双葉町や大熊町の原発地域から避難している方たちに役立てばと子どもの絵本、おもちゃや女性のストッキング、バックや小物を持参して、会津若松へ向った。都合2度支援物…

共感覚が社会を変える

男女の関係から始まり、親子、夫婦といった家庭から、地域、社会、そして国家、世界といったのものを考えるとき、これまでのルールやとらえ方の作法、考え方を変えていかなければならない時代を迎えている。 それはときとして、社会学や統計学から男女のつな…

社会の公共性

社会の公共性をどう確保するのか。それが、近代以後、そして、自由主義経済が破たんしたいま、世界的課題である…ということの気づきのない人々がいる。 自由競争を善とする経済思想が地球の温暖化を呼び、南北問題や世界的に広がる格差の元凶であり、若年世…