秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

対立よりも融和

力に依存したり、名声欲や金銭欲の強い人ほど、世の中を分割したがる。 敵と味方に分けたり、仲間とそうでないものとを区別したり、反論する人と賛同する人とを分け隔てしたりする。 そうしたものは、基本、素養や成育歴や育った家庭環境、地域性や受けた教…

挑戦の声

人には、その能力をこえて、取り組まなければいけないときがある。能力のありなしではなく、いままでそこまでは…と踏み込まなかったことに挑戦していかなければ、力はつかない。 これは、仕事や社会的な活動だけのことではなく、アスリートにも、なにが表現…

誇りと勇気と自信

人は簡単に、連携や協働、あるいは提携という。オレ自身も、震災直後から、いまこそ、市民協働の時代を拓くべきだといってきた。 だが、その難しさも、容易なさも知っている。 事務所を開設してまもない頃、現、宝島社がJICC出版といっていたとき、そこ…

スマートシティって、なに?

Smart Cityのスマートとは、かしこい、かっこいい、そして、余剰さのないといった意味だ。 もともとは、アメリカのエネルギー政策の転換として、スマートグリッドという体系づけれられた省エネ政策から生まれた言葉。人口30万程度の小都市がもっとも適当と…

人でしかない

9月の中旬に徳島で、「誇り」の映画上映会と講演がある。毎年、声をかけていただいて、欠かさず仕事をさせてもらっているのは、そこが限界集落へ静かに進んでいる地域だからだ。 オレがSmartCityFUKUSHIMA MOVEを思いついたきっかけは、じつは、全国でも上位…

始まったスマートな世界

ひとつのプロジェクトには、準備がいる。段取りもいる。だが、それもただやった、だけでは終わらない。 関係者への報告もあれば、お礼もある。だが、その手間がまた、こちらの名前を憶えてもらうことにもつながり、かつ、きちんとした団体なのだなという印象…

涙の河をふりかえれ

まだ、10代後半で突然、現れた少女に人々は圧倒された。 それは彼女が演歌歌手でありながら、和服も着ず、黒づくめの衣裳で、笑顔もなく、かつ、若く、美形だったからだけではない。その声に秘められた、覚めた怒りのようなものに、人々は動揺したのだ。 時…

復興の壁

復興予算はついているのに、なぜ、眼に見える形で復興は進んでいないのだ…という声をきく。 一方で、福島の風評被害は収まりつつあり、上向き傾向にある…と、どこから情報をえてきたのか、現実にそぐわない情報を確信に満ちて、まことしやかに語る人もいる。…

生きざまは語っている

昨夜、連日のワークショップで疲れたからだをオフにして過ごした。前日の予告で知った、NHKスペシャル。それをみていて、深く反省させられた。 ボスニアの紛争の頃、福岡で、ある講演に招かれたことがある。羽田から福岡へ向かう飛行機の中で、英字新聞を頼…

信じて問え 信じて示せ

人は、よく、外見や学歴で人を判断してはいけないという。いけないといいながら、じつは、外見や学歴といった、いわゆる属性を基準として人を判断している。している人が、じつは多い。つまり、口先だけだ。 そこで、外見や学歴、いわゆる属性で判断されてい…

人との出会いがすべて

昨夜のMOVE放送局は、「大いわき祭」開催直前に出会った、Mさん。出店してくれた、六本木バール(イタリア語で居酒屋をバールという)のHさんの紹介だった。 同じいわきや福島の支援活動をやっているということで、気のいいHさんが、わざわざ一席用意してく…

どこかさびしい

お盆休みが分散型になったためか、東京では先週から人の密集度がオフィス街やその周辺で薄くなっている。 一方、アミューズメント施設や渋谷、新宿、池袋、銀座、丸ノ内界隈は人があふれていると聞いた。 東京で一番好きなのは、じつは、正月とお盆。人がい…

アヒルになる

昨日は東京大空襲のあった日。敗戦記念日が近い。 どうしてもっと早く戦争を終わることができなかったのか…それはこれまでもいろいろなところで検証され、独走状態にあった当時の軍司令部や責任ある立場の人間たちの体裁主義や精神主義、世界観の欠落した手…

思い残し切符

映画である必要があるのか…という問いは次第に忘れられがちになっている。 テレビの2時間物とどこか違うのか…という問いはほぼ忘れられている。 そこに今回は、アニメである必要はあるのか…という問いがあった。 ただ、予告編を観たときから、内容の良し悪し…

それこそ、海援隊

昨日は、午前中、福島県東京事務所へ出向く。昨年の福島東北まつり以来。 所長さんは不在だったが、午後、電話でやりとり。近いうちに顔を出してほしいといわれる。こちらもいわきMOVEのこともあり、丁度いいタイミング。お盆明けに所長さんと打ち合わせをす…

教訓

いわきMOVEの設立にともなう、事前根回しのために、月曜午前からいわきへ。 連携関係にある、任意団体のメンバーといわきMOVEのメンバーに重なりがあり、MOVEメンバー以外の方で、つながりのある方たちに事前にその内容とこれからの取り組みを案内するためだ…

映画のための準備運動

いつ、だれに、なにを学ぶか…それは、人の人生にとって、とても大事なことだ。 いつというのは、いくら一流の、すばらしい指導者や経験者、識者、あるいは、すばらしい指導テクニックを持つ人、いわゆる師や先輩という人と出会っても、本人に学ぶ意欲と学ぶ…

人には大事なものがある

人には、大事なものがある。 それは、家族、兄弟姉妹であったり、恋人であったり、仕事であったり、友人や仲間であったり、あるいは、お金や物といった、即物的ではあるが、生きるために、将来の生活のために大事な眼に見えるものであったりする。 だが、人…

難しいところに答えがあるのではない

小学生みたい…と、何度、幾人の女性たちにいわれてきたことだろう。 そして、いま、ふくしまのことをやるようになって、世代を越えて、気にかけて、心配してくださっている方たちから、一層、そういわれるようになっている。 福島のことは大事だ。だが、オレ…

歩み続けることの大事さ

政治的なかけひきは、じつは好きではない。戦略的なことがらも、じつは好きではない。戦術を駆使して、目的を達成するというのも、ほんとは好きではない。 普通に語り合い、普通に気持を寄せ合い、そして、普通に事を進めていくというのが、ほんとはいい。 …