秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

知らないことがおもしろい

フレームが変わる。ステージが変わる。最近では、フェーズが変わるという言い方をする。 あるとき、ある一瞬でそうなる場合もあれば、そろそろと、じわじわと、しかし、なにかがしかの予感、なにかサイファを感じつつ、やがて、そうなるという場合もある。 …

後へのパイプ

会社勤めというのを始めたとき、あれもこれもと仕事をやらされて、なんとかそれをこなしていると、ひとりの先輩からいわれたことがある。 なんでも器用にこなしていると、どんどん仕事を押し付けられるよ…。 確かに、仕事は時間とともに、膨大になっていった…

ウソの仮面

物があふれ、生活が豊かになることで生まれる不安がある。物がなく、糧をえられない、貧しさにつきまとう不安がある。 将来の安心をえるために、学歴やキャリアにこだわることで生まれる不安もある。社会的な評価や評価でえられる生活の安定を求めることで生…

人の迷惑顧みず

自分の好きなことを好きなようにやってきたのだから、いつそれができなくなったとしても、あなたは後悔なんてしないでしょ? 言葉通りではないが、ほぼ、似たようなことを何かの折に、冗談半分でいわれることがある。 人の迷惑顧みず…。というのは、私のため…

厚顔無恥

当事者も周囲も、調整役をリーダーだと思っている人が多い。 調整役や調整作業には、それなりの苦労や労力がいる。だが、それは、何かを生み出し、推進し、道を拓く人ではない。そうしたリーダーがいて、実現へ向けて影の役割を担う裏方が、調整役だ。 とこ…

判で捺す

ルールに縛られて、ルールを冒す。決まり事に羽交い絞めにされて、それで安心する。 組織や集団、公的な団体には、定款があり、コンプライアンスがあり、手続きのルールと決まり事がある。なにがしかの組織といったものは、そうしたものがないと確かに揺らぐ…

ひとつになろうとすること

「夜の窓明かりの向こうで、男女が抱擁し合う。だが、それは二人の意志や気持ちがひとつになったという証ではない」 サミュエル・ベケットの小説の一説にそんな文章があった。 人と人のつながりは、どうしようもなく希薄なものだ。いかにそこに、恋という感…

張り子の虎

忙しくなると、寂しくなる。そういう人は少なくないだろう。ただ仕事が忙しいというのではない。与えられた仕事ではなく、自ら創造し、取り組む、いわゆるプロジェクトのようなものだ。 それは、どんなに自分がやりたいことでも。たくさんの壁や困難があって…

整理と片付け

人には、いろいろなものを整理しなければいけないとき、物事に片をつけなくてはいけないときというのがある。 あきらめという言葉は、後ろ向きの言葉のように思われているが、あきらめの中には、冷静な目や内省、自分をみつめる沈着さもある。そして、周囲の…