秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今生の使命

同じ地域、同じ組織、同じ家族の中でさえ、みなが同じように考え、行動し、一丸となる…ということは容易なことではない。 いつもいうように、人々の生活欲求、求める質や形はじつに多様化した。 ある人にとって、重要な生活のアイテムやクオリティが、ある人…

次を目指す

現代音楽を映画音楽として使うようになったのは、ヌーベルヴァーグ(1950年代の即興的演出を主体とした若手映画作家たちの作品群)あたりからだ。 日本でも、同時期、黒澤明監督、勅使河原監督、市川昆監督、大島渚監督などが現代音楽を使っている。現代音楽…

日本の汚点

今日の国会答弁でも、安倍総理は、こんな答弁をやっている。 安保法制は違憲だと憲法学者の多くが指摘し、世論調査でも反対、もしくは否定的な意見が多い。ゆえに、一度、政権が安保法制そのものを見直す時間を持ったらどうか… その野党の質問に、安倍総理は…

神宮の森も泣いている

常識や道理から考えて、明らかに筋のとおらない事がまかり通るのが世の中というものだ。 しかも、その多くは、庶民の生活感覚や日常とかけ離れたものであることがほんどといっていい。 ほぼ毎朝、私が走る神宮の森。絵画館のすぐ隣には国立競技場があった。…

それがいい、それでいい

人は出会いと別れを繰り返す生き物だ…会うは、別れの始め…。 そんな言葉を初めて聞いたのは、小学生か中学生のときだった。一期一会という言葉を学んだのも中学生くらいのときだったと思う。 剣道をやっていたとき、なぜ武道が礼に始まり礼に終わるのかとい…

出会い

あのとき、あの出会いをもっと生かせていたら…。そう後悔することはあまりない。 そのときそのとき、私は私なりの思いで、私のやり方でそれを生かそうとはしているからだ。 だが、ときには、その私なりの思い、私のやり方が相手にとって不愉快であったり、相…

安心してください…

言葉の大切さ、言葉と言葉のやりとりの妙というのは、学校の授業で学べるものではない。 多くは家族や親族といった身近な世界、あるいは、地域のいろいろな世代や職業、そこに生きる人たちとのつながり、地域の大人から学んでいくものだ。 その基盤の上に、…

触発と化学反応

いま自叙伝の出版で批判の的になっている酒鬼薔薇事件を受けて、1998年から2008年の10年間、動機不明の少年犯罪をどうとらえるかを基本に、「生きる力を育む」教育シンポジウムを実行委員会を組織し、年2回企画開催していた。 教育を学校教育、家庭教育の場…

モラルの話をしよう

モラルは、人により、状況により、かつ、時代により多様にその顔を変える。 それほどにモラルは定まりなく、頼りない。でありながら、多くの人はモラルは不動のもので、普遍的なもののように考えている。 それは、モラルを成立させる根幹に、宗教的精神や理…

いまこそ、ゆだねられている

この世に無駄なものは、ひとつとしてない。だから、くだらないと切り捨ててはいけない。確かに。 だが、じつは無駄なもの、くだらないものは、この世にあふれている。 その言葉が教えているのは、無駄でくだらないものやことも、それを無駄で、くらだらいな…

それだけで美しい…

私が小学生のとき、児童合唱団が全国各地にあって、活発に活動していた。戦後、青少年健全育成を目的に、合唱が盛んに取り上げられていたのだ。 中には、NHK児童合唱団のほかに、西六郷少年合唱団など有名な合唱団があった。1498年に聖歌隊として誕生した…

思惑

思惑という言葉がある。 予想や予測とも違い、計画や見込予定とも違う。非常にあいまいで、期待値が高く、恣意性が強い。ときには計算、算段、打算といったものに近いときがある。 統計データや分析からではなく、こうしよう、こうあってほしい、こうなれば……

こつこつ

東京福島県人会に今年始めに加入した。昨夜は、その総会と懇親会。 福岡市出身の私が個人で加入はできないが、うちのNPOは40数名いる半数が福島在住者、在京福島県人。団体での加入は可能なのだ。 震災当時、単独で始めた福島支援事業。当時は、県内の行…

来訪者の声

自らの信じるところ、自らの願うところ。そこにまっすぐに突き進む力は、若さにある。 人の評価や社会的な視線を意識しないわけにはいかないが、それによってブレや迷いが生まれても、あるいは、反省や学習があったとしても、やはり、最後は、自らの信じるも…

Something

ファッションへのこだわり、食へのこだわり、アートへのこだわり、ライフスタイルへのこだわり…それらは、関心のない人々には、何の意味もなさない。 まして、人が日々の暮らしを営む上で、万人に万遍なく求められ、かつ必要とされるものでもない。 切り詰め…

基準

自分の物差しで測れないものと出会うと、人は、屁理屈や手前勝手な理由をみつけ、どう見ても、どう考えても間尺に合わないのに、無理やり自分の物差しに合わせようとする。 自分の物差し、頭脳、あるいは想像力を越えたものを理解できないために、自分の尺度…

正義の話をしよう

21世紀の新世紀を迎える頃、リベラリズム(自由主義)を背景とするネオコン(新保守主義)が、ブッシュ政権を偏狭なイスラエル擁護、中東におけるイスラエル優位主義にによって、パレスチナとの和平交渉から撤退させた。 撤退するどころか、イスラエルへの武…

物事の軽重

物事の軽重がわからない人が増えた。 なにが大事で、なにを優先しなくてはいけないのか。なににこだわり、なにを果たさなくてはいけないのか。 使命や志といったものが、生活の軸にないために、物事の軽重は軽ばかりになっている。 世の大事が見えないのもそ…

最後の早慶戦

土日と外苑を走っていると、春の早慶戦にぶつかった。 神宮外苑はご存じの方も多いと思うが、軟式野球場、神宮球場、神宮第二球場、テニスコート、フットサルコート、いま工事中の国立競技場、冬はスケートリンク、夏はフットサル競技場になる記念体育館、千…