秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

明日

人は、ふと人へのやさしさやいたわりを忘れる。 忘れさせてしまう、哀しみやつらさ、苦しさがあるからだ。人にやさしくありたいと願いながら、そうできない悩みも人にある。 明日 平原綾香

悪玉ストレス 善玉ストレス

猛暑の中、3日続けて鉄アレーでの筋トレ兼ウォーキングに励んだせいか、急に気温が下がり、疲れがどっとでる。 コンペの結果がでるまで、身動きがとれないこともあり、運動を励んでいたのだが、同時に、結果がどう出るかに精神的に緊張もしていたのだと思う…

お決まりから自由であること

もう2年もご無沙汰をしていた、大先輩のYさんに連絡する。 Yさんは、かつて政治浄化を目指す研究所の所長をされていて、政界、政治家とのパイプが太い。議員秘書の仕事を探しているTさんのことで、お骨折りしていただけないかと相談したのだ。 Yさんも…

僕の生きる道

人には、人生の思い残し切符がある。 その切符をどう受けとめられるか。受けとめて、どう生きるかが、残された人の使命だ。と、オレは思う。 作家の仕事は、それが美術であれ、映画であれ、小説であれ、アニメであれ、その思いを多くの人に語り継ぐことだ。 …

お行儀よい時代の思いと願い

母君の手術で帰省しているTさんから、長いメールをもらう。 母君が入院されている病院は、全国的に有名な名医がいる病院らしく、また、病院の医師団も、患者さん本位の医療体制をつくろうと睡眠時間を削り、労苦をいとわず取り組んでいるらしい。 その紹介…

ゲゲゲの同級生たち

NHK朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」が高視聴率をとっているらしい。 団塊世代からその直近のオレたち世代、現在の45歳程度くらいまでは、水木しげるの作品は、リアルタイムでふれている。 自分が小学生、中学生、高校生の頃、話題になったコミックで馴染み…

やまとなでしこ

宇宙の法則は一見、でたらめに見える。そして、事実、その法則を物理学で探求しても、数学で探求しても、決定的な法則にたどりつくのは至難なことだ。 だが、漠然とながら、人はそこに一定の法則があることを感じ、そこに確たる法則を見出そうとする。 人が…

雨あがり

最近、とみに忙しい濃姫とランチに行く。東映本社、DIESEL裏通りにある「鳥どり」。 全国でチェーン展開する焼鳥屋だが、二人以上の客は部屋割り式のスペースに座れるから、落ち着いて焼鳥が食べられし、話もできる。廉価ながら、スタッフの対応もいい…

逢いたくていま

MISIAは福岡の米軍のベースキャンプで唄のレッスンを重ねた。歌唱力は、そこで鍛えられた。 「やまとなでしこ」のテーマ曲You are Everythingもいいが、ドラマJINのテーマ曲のこの曲もいい。 言葉で伝えられず、行き違う思いが、恋…

中野ブローウェイ

午前10時から、東京家庭教育研究所の公開講座に参加。もう22年も続く、東京、中野サンプラザでの講座。 10年以上、研究所とのお付き合いもあり、オレの本の監修協力、販売にも尽力していただき、所長の丸山先生とは何かと意見交換もしているが、講座そのもの…

サイクリング・ブルース

車をやめて、自転車にしたのは、もう十年以上前。 車では出会えなかった、風の匂い、気温の変化、自然の移ろいを感じられるようになって、自分の意識や生き方も変った。 ふと目のとまった店の前に自転車をとめて、ささやかな自分の時間をつくる。 冬は寒いし…

久々のワークショップ

プロダクションのOさんに頼まれていた、Oさんの友人が主宰するというワークショップへ。午後1時から2コマの講義をこなし、終わったのは夕刻。 予想していた通り。ワークショップにきている俳優たちが鍛えられてない。 いままでいろいろなワークショップを…

当たり前のことを当り前に

この猛暑続き、出張もあり、運動もしで、洗濯物があっという間にたまる。 10代の後半から30歳まで、貧乏なひとり暮しをやり、その中で、料理も掃除も洗濯も自分でやるようになった。10代の頃はたどたしかったろうが、毎日やっていれば、技能は向上する。 以…

15の夜

大人がつくった常識やルール。それは、普遍なものではない。 だが、大人はそれを普遍と思い、自分が生まれたときから、自分が普遍と思っている常識やルール。それをつくる価値観を身につけていたと思い込んでいる。 何が正しくて、何がまちがないなのか。何…

新しい共同体

向こう3軒両隣。自分の家と近隣が距離だけでなく、生活においても密接につながっていたのはいつの頃までだったろう。 向こう3軒両隣の近くには商店街や市場があり、その中心には郵便局と町医院があった。郵便局と医院が中心にあったのは、そこはだれでも、…

スウィート・ノーベンバー

シャーリーズ・セロンに限らないが、アメリカ、ハリウッドスターは教養レベルが実に高い。 単に外見、スタイルがいいというだけで終わらない世界がそこにはある。日本の芸能界とは雲泥の差。高学歴の俳優が多いのも、ひとつの特徴だ。 役者の仕事を「芸能人…

素直、ストレートに

新神戸から戻り、ぐだくだのシャツを脱ぎ、シャワーを浴びる。 昨日の帰りは新幹線の冷房が効かず、じんわり汗ばむほど。それほど、外気の温度が高い。事務所に戻っても、冷房の効いてない、もんわりした暑さに汗がどっと噴出す。 メールを確認したり、返信…

猛暑のなか

昨日は午前中、東映のCプロデューサーと提出する企画書の最終確認をし、昼の新幹線で、新大阪へ。 東映の関西営業所のDさんと大阪駅で合流し、瀬戸大橋を渡り、徳島へ。実に3年ぶりの来訪。映画制作でお世話になった、市立有名進学校の教師の傍ら、京大で…

自分の言葉になってこそ

東映のCプロデューサーから連休中、仕事の件で送っておいたメールに返信をもらう。オレたちの仕事は、連休も祭日もないが、連休明けの今日でもよい返信にメールをくれる。そういう人なのだ。 数年前、手術をするような病気になった。実直で、生真面目な性格…

キム・ノバック

中学生のとき、「ピクニック」を見たとき、一瞬にしてキム・ノバックのファンになった。 ヒッチコックの「めまい」の演技で、それは不動のものになった。愛し合いながら、男の不信で、返らぬ人となってしまう、せつない芝居。 その後、出演作品はすべて見た…

少欲知足の貧乏神さまさま

東京は板橋などで集中豪雨による被害があったものの、多くは梅雨明けの晴天を楽しむことができている。 しかし、九州から中国地方、とりわけ広島、さらには岐阜では、死傷者を出す、被害が続出している。被害に遭われた地域や被災した方々にとって、梅雨明け…

さらば愛の季節

ヒデとロザンナの名曲。おそらく、オレと同世代の人間でも、この曲を知る人はほとんどいない。 荒井由美が登場するずっと前に、この曲があった。 当時、ヒットはしなかったが、深夜ラジオから流れたこの曲に、はっとなった。こうしたテイストの曲が流行する…

たおやかな時間

身の回りから「たおやかな時間」が失われて久しい。 何もしない一日を過ごす。実は、いまの時代、それが途轍もなく難しい。 世界中どこにいても携帯は追いかけてくるようになった。それを人は便利だ、安心だと思うが、世界のどこかにいながら、それは世界の…

この世をつくるのは…

ハンナのばばあにTさんを紹介される。 地方自治体職員や中央官庁にも勤め、その後は秘書をやっていたらしいのだが、事務的業務ではなく、かつてやっていた議員秘書のような成果が見える仕事につきたいらしい。その再就職の相談。 どこかいい紹介先はないか…

長い旅

人は、人生で幾度か、この人との出会いが最後の恋だと思う。 譲らない思いと、揺れない心で、そう思う。 しかし、人は別れを体験する。別れはなくとも、共に生きることの意味を見失うことがある。 その度に、人を恋するとは、愛するとはどういうことなのか。…

公式HP更新しました

秀嶋賢人公式HP 今月の評論OUT更新しました。 第50回「失われた触覚」。 http://www.hideshima.co.jp

人とつながり合うのは難しい

男と女では、女の方が耐性が高い。耐性とは我慢力。 我慢力が高い分だけ、自分の感情を読まれない力も、いろいろな思いを笑顔に包み込む技も巧み。感情を表にあらわしがちな女性がいたとして、怒っていても、泣いていても、その怒ってるいる理由、泣いている…

人生を語らず

高校3年のときだった。「今日まで、そして明日から」を聴いて、戦慄した。 吉田拓郎は、そのときから特別の存在になった。明治維新前夜、生き抜いた、高杉晋作とどこか似ていると思った。 それは、その後の拓郎の人生で証明されたと思う。 人生を語らず

縁側の手

先月誕生日だった、イガにプレゼントを渡すつもりが、先月後半からずっと企画書づくりに追われて、渡す間がなかった。 ネーリストKについでのときにでも渡して、ことづけようと思っていたが、オレの企画書書きが一段落したところで、二人してきてくれること…

傷つけるのも人 癒すのも人

このところ、なつかしい人たちからの電話やメールが続く。 かれこれ2年近く、顔をみてない、涼子からメール。人より免疫力が弱く、若気の至りのやんちゃもあって、たびたび体調を崩していた。「中途半端な健康で無理をするより、きちんと身体を治せ」。その…