秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ポケモンGOときみたち

ぼくらが毎日暮らす中には、些細で、取るに足りない決め事や約束事がたくさんある。 些細で、取るに足りないことだけれど、それがなくなってしまうと、些細であるがゆえに、かすかなほころびのようにしか思えなかったものが、ひとり自分のことばかりか、人と…

つまらない言葉

申し訳ない話なのだけど、なにかの取材でも、専門の方や何かえらい方への聞き取り調査などでもよくあることのだが… ありきたりで、どこかに書いてあるような、どこかで聞いたような、くそまじめで、あるいは、多少の知識があれば、だれもが指摘しているよう…

望ましい未来

ぼくは、思春期のあるときから、思うようになった。 なにかの判断や決定、自分自身のいま、そして、これからにかかわることを何かにゆだねたり、何かに従って決めるのは、やめた方がいい… だれかや何かに大事をゆだねてしまえば、あるいは、自分が決めても大…

やっつける

正義という言葉はじつにおもしろい。公の顔をしていながら、じつは、とても私的で。ペロリと剥がせるほど無知で。かつ、剥がしたそばから、厚顔無恥さがギラギラと脂切って表に出てくる。 何よりの証拠に、表の正義、見せかけの正義、偽りの正義…云々。正義…

モノローグとダイアローグ

以前、三島由紀夫の文学は二次元の世界なんだって話をきみにしたことがあったよね。 三島の小説に登場する人物が立体性がないこと、まるで浄瑠璃のように、あえて二次元に封印することで、それが逆に三島文学の美を生んでいるって話さ。 三島が戯曲を得意と…