秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

不思議体験

おもうがままに なるとおもふな

いつも不思議に思っていることがある。 何度か「酒とバラの日々」でも紹介しているが、原宿駅の外回り、明治神宮を背にして掲げられているパネル。 原宿駅を使うのは、雨の日、もしくは天気がくずれそうなとき、自転車や徒歩ではわずらわしいとき、もしくは…

不思議体験 其の六

昨年、後半に起きた通り魔事件の件数は、普段なら1年に起きる件数が半年の間に集中して発生したとい います。 家庭内での殺傷事件も昨年は例年より件数が多かったようです。 犯罪そのものの件数は減少傾向にありながら、犯行動機も要因もはっきりしない事件…

不思議体験 其の五

ぼくは ずいぶん 歩きましたよ 早く帰ろう 早くぼくのあの家へたどり着こう 薄ボンヤリした夕闇と競い合うようにして ぼくは 歩きました 気ばかりあせって なぜか ぼくのあの家は とても遠くにあったんです ぼくは 歩き続けました すいぶん歩いたんですよ 家…

不思議体験 其の四

まだ、劇団を主宰していた頃の話です。 東京郊外のある場所へ劇団の女優の二人と私の高校演劇部時代の後輩の男と四人で日帰りのピクニックに 出掛けました。五月の連休明け、月末だったと思います。 女優の一人が卒業論文でその地域の著名な祭りを取材したこ…

不思議体験 其の三

小学校の高学年のときのことです。 小学校4年生のときに地方都市からある田舎の町に転向しました。転校生の悲哀を、私は、そのとき、い ろいろな形で体験しました。孤独な転校生を救ってくれたのは、数人の地元の子と同じ転校生仲間でし た。3年間そこに暮…

不思議体験 其の二

ある美しい女性と生活していたときのことです。 その女性は気性が強かったのですが、その強さの分、実に繊細で脆いところがありました。 気性の激しさと脆さ。それを象徴するような外見の美しさ。そこに惹かれ、一本の小説や映画がつくれる ほどの激烈な恋愛…

不思議体験 其の一

もう数年前のことです。 福島県の三春にある、芥川賞作家玄侑宗久氏の福聚寺を仕事で尋ねたときのことです。 私は識者であれ、タレントや俳優さんであれ、その方とお会いする前に事前の下調べをほとんどしませ ん。著書や作品を数点走り読みした浅薄な知識、…