秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

今年の夢

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夢ではありませんが

今年、やっておきたいことがいくつかあります。

その一つが、20年前に舞台上演した、『流転』という芝居の再演です。

戦後65年の来年には、これを映画化したいと考えています。

その手始めとして、舞台のリメークを上演するという計画です。

その間に映画台本をまとめる予定です。



時代は、保守化、反動化の波に翻弄されています。

年始の読売新聞の調査でも、北朝鮮へ対話より圧力を答えた人が、日本人は4割以上。ところが、当事者

である、韓国では、対話重視が8割以上です。38度線で常に戦争の危機にさらされ、徴兵制も軍隊もあ

る韓国が対話を重視しながら、平和ボケで、戦争の意味するものも、危機感もなく、安易に圧力だの、武

力だのと言っているのは日本だけです。オバマ政権は、すでに対話路線強調をはっきり示しています。

一人、日本だけが、偏狭で、排他的な意見が広がっているのです。

戦争は、人権の問題と密接に結びついています。

どういう理由にせよ、他者のいのちを奪う戦争は、戦争そのものが非人道的であり、反人権的なのです。

圧力や武力に頼るのは、戦争のための武力の砦を築こうとするものです。しかし、少しでも人権意識があ

るならば、戦争をしないための、心の砦を築く必要があるのです。他者を傷つけ、排除し、力でねじふせ

ようという自分の心と向かい、これを乗り越える努力からしか、平和への道は生まれません。恨みや憎悪

をそのままにぶつければ、どうなるか。それは、もうアフガン、イラクでわたしたは学んでいるはずなの

です。

この思いを、先の戦争で犠牲になった女性たちと知的障害を持つ弟の姿を通して伝えたいと考えていま

す。



もう一つは、5年前から少しずつ書き進めている小説を脱稿すること。2作ありますが、そのうちの1作

をなんとか終わらせたいと思っています。いずれも子どもが主人公の話。



今月には、東映の教育作品がクランクインします。なにかと慌しい年始ですが、きっと、うまくいくとい

う前向きな姿勢を忘れず、一つ一つ実現のために挑戦していきます。



写真は年始には必ずお参りする、地元の乃木神社です。

相模之国一之宮 寒川神社にお参りした後、必ず立ち寄り、乃木大将に挨拶します。