秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

節分会

中国の占い 四柱推命では、旧正月が一年の節目になります

日本では2月3日がこの年の変わり目、節分会と呼ばれていますが

旧正月の陰暦では毎年正月が変わります

今年は1月26日が中国の正月 春節でした

「鬼は外」とは、昨年までの厄を払い、取り除き、「福は内」とは、今年の健康と平穏を願う言葉

1年の運気の変わり目にこれをやることで昨年を清算し、新しい年へ向かうという思いが込められていま



毎年三月に、決算や就職、進学、卒業、進級、人事異動といった生活の節目を設けているのも、実は

この古くからの因習・慣習にならったものです


今年の節分は、その意味で大きな節目です

この国のこれまでの悪習、悪癖を改め、国民にとって、国家にとって、世界にとって、そして地球にとっ

ていま何をしていかなければならいなのか、それを政治家はもとより、国民一人ひとりが真剣に考え、行

動するときにきているからです


今年に入り、厚労省から15万人以上の失業者が生まれているなどと甘い数字が発表されていますが、別の

調査では、数字がつかめない非正規雇用の労働者数をふくめれば、その10倍の150万人以上の失職者がで

ると予想されています

しかし、この国の与党政治家はもちろん、政治家も官僚も、いまこの国で何が起き、何が壊れているか

その正確な実態もつかめず、緊急支援として早急に取り組まなければいけない課題についても後手後手の

対応しかとれていません。その要因は、彼らに庶民の生活実感がないと同時に、彼らがこれまでのこの国

の政治手法の古き悪習、悪癖から脱出できないでいるからなのです

しかし、だからといって、そうした対応しかしていない政治家や官僚、企業人、財界の愚か者たちを非難

しているだけでは何も変わりません

現在のような国政の荒廃と非正規雇用を雇用の調整弁にし、セーフティネットを創造することもせず、新

自由主義の競争原理にすべてを預ければ、すべてうまくいくという小泉政権の詭弁を、竹中平蔵というパ

フォーマンス優先の愚かな経済学者の骨抜きの愚かな政策を90%近い支持率で支援し、今日の格差社会

ギスギスした競争社会を生んでしまったのは、まさにいま苦渋と辛酸をなめさせられているあなたたち国

民一人ひとりだからです

詭弁に翻弄され、愚かな有識者、エセインテリやエセタレントの言葉に振りまわされ、それを自分の考え

と勘違いをし、判断や決断を誰か他人に預けるような愚かな日々に別れを告げましょう

自分の生活、自分の地位、自分の未来だけが保証されれば、それで幸せになれる時代はもう終わったので

す 

隣人の幸福がなければ 他者の幸せがなければ 幸せの循環は生まれず 結果 自分という人間の幸せも

ないのです 「世界全体が幸福でなければ 個人の幸福はありえない」という宮沢賢治の言葉が示すよう

に他者の幸せが保証されない社会、世界では個人、あなたの幸せも保証はされないのです

愚かな政治家に できもなしないことを期待するのではなく

あなた自身が あなた自身の言葉と 思考と 行動で これまでの慣習や前例にしばられない自由を勝ち

取りましょう

思考し 発言し 行動するのです

トレンドを追いかけ コマーシャルに洗脳され 軽薄で 実態のない 見せ掛けの流行にふりまわされず

自分という人間が自分らしくあるために 他人に隷従し 顔色をうかがい 言葉を呑み込み、理不尽さを

許すのはもうやめにしましょう

自分の考えを 自分の意見を 自分の言葉を鍛え

他人の思惑や意思で 自分の人生を預けてしまうような愚かさから脱却しましょう

どうせ自分なんて どうせオレなんて そんな自己否定から抜け出し

自分が自分であるための 自分が自分らしくいるための 闘いを始めましょう

「国が自分に何をしてくれるかではなく みなさんが国のために何ができるかを考えてください」

暗殺されたケネディ大統領の就任演説での言葉です

あきらめることはだれにでもできます

そんなことはできるはずなはいと人を笑うことはだれにでもできます

あきらめず 努力する人を笑わず かつ 自分の明日のために真摯であることが

次の未来を保証する唯一の手掛かりなのです

自分は他人、地域、社会、国のために何ができるのかを考え 行動しましょう

自分が持つ一つのパンを 困っただれかのために 分かち合いましょう

自分たち一人ひとりのこれまでの生き方をふりかえり、改め、次の時代を生きる知恵

新しい時代を生きる これまでの縛られた考え 生き方から自由になり

ライフデザインを変えましょう