秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ここにもあった縁

先月提出していた東映の自主作品企画の受注が企画会議で別の企画に落ちたという連絡をもらう。むむむ…と動揺したのとまだ疲れが残っていたので、昨夜は、企業一口寄附を進めているS新聞のHと打ち合わせをかねて、軽く飲んだだけで、すっかり酔いが回る。気分転換に呑もうと思っていたのに、からだがついていかないw 歳だw
 
今日は午後から、人形町にあるいわき復興オフィスへ。以前から、せっかく人形町にオフィスを構えたのだから、地元とのつながりをつくり、足元の人形町からいわきとのつながりをつくってみては…とOさんやIさんに語っていた。
 
偶然だが、今年始め、赤坂の店で隣の席になった方が中央区議の方だった。そこでその縁を頼りに、地元とのつながりのためにご尽力いただけないかと連絡を入れた。気持ちよく復興オフィスまでお越しいただき、まずは地元の祭りに参加しては…とアドバイスをもらう。わずかな縁なのに、区の担当課にも声をかけていただけることになった。ついでに、今年のMOVE市民復興祭の宣伝もお願いした。ありがたい。

丁度、下の階でデザイン事務所をやり、20年来の仕事仲間HさんにOさんと遅れてきた理事長のMさんを紹介する。大いわき祭のとき、MOVEのTシャツやチラシ、ポスターの制作を無償でやってくれたHさん。この間、復興オフィスのIさんを紹介したHさんに、改めて、地元とのパイプ役をとお願いする。
 
すると、すでに地元の有力な不動産会社社長に声をかけてくれいた。シャッターの下りた店舗やどこか使える1Fスペースがあれば、そこで、月4回ほどのいわき市場を立てようと考えているのだ。
 
オレつながりで偶然ながら、上の階と下の階になった仲間たち。これからは長屋の住人同志のような付き合いをしてもらえたらと願っている。そこに区議の方も参加してくれれば、地元人形町とのパイプがきっとつくっていけるだろう。
 
帰り際、Hさんが、3階にオフィスがあり、大いわき祭でTシャツを無償で提供してくれたトーニチ㈱の経営者の奥さんでマネージャーのMさんにあいさつしておこうと紹介してくれた。今年は、昨年より規模が大きくなり、かつボランティアで応援してくれる学生たちも増える。昨年よりもTシャツが大量にいるからだ。
 
すると…また、愕然とした。なんとMさんの実家はいわき市四倉! いまではご両親もなくなり、親戚しかいないらしいが、夏の海水浴は毎年薄磯、豊間にいっていたという…。まったくもって不思議。知らぬ間に、いろいろな縁でつながっている。しかも、このビルのオーナーの奥さんの妹さんがいわき市に嫁いでいる方だった…。

いろいろな縁に支えられて、オレやオレたちMOVEが目指しているものを実現へと進めてくれている。そういえば、昨年も、東映の自主作品の受注ものはお流れになった。しかし、そのおかげで、あれだけの時間と労力をオレは大いわき祭に費やすことができたのだ。そのために、凌がなくてはいけないこと、迷惑をかけてしまうことも少なくない…だが、昨年より、今年。今年より、来年…と挑戦する中に、オレ自身の仕事のあり方も新しい問いと挑戦に向っていると思う。
 
何かの使命と宿生の縁があるからこそ、いまがある。そのいまが問いかけている現実に一歩も引かずに挑み続けること…そこにしか、明日への道は拓けない。