I WISH YOU LOVE
小野リサと会ったのは、オレが独立してすぐの頃。
その頃、ある団体生命保険会社の販促用冊子のコピーを書いていて、毎月、いろいろな芸能人、歌手、俳優を取材していた。
あるとき、小野リサの取材の企画が通り、有頂天になった。
この歳になるまで、仕事柄ということもあるが、どんなに美形のモデルや美人女優と会っても、年輩の著名人に会っても動揺したことはない。基本、オレはミーハーとは縁遠い。
だが、小野リサだけは別だった。取材を忘れて、とりとめもなく話をしたのを覚えている。そういう取材を許してくれるステキな主婦、お母さん歌手だった。
普段の声も、歌を謳うときのまま。心底、穏やかな人柄が声に表れている。
その彼女が一番好きだといった曲。英語のわかる人なら、この歌の素晴らしさがわかる。