秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

武士の本懐

1週間ぶりに付加をかけたウォーキングをやる。
 
やりながら、借りていた鉄アレーを返却しなくてはと気づく。ほかにも返却しなくてはいけないものがあるので、週明け、知人にことずけようと、一つにまとめる。
 
昨日は、久々のオフ日。提出を待ってもらっている映画のストーリー原稿には四苦八苦しているし、実は、それよりも早くまとめたい小説の原稿も溜まっている。中座しているが、社会評論もある。
 
何より、いま取材中のうつ病のシナリオの台本をそろそろつくらなくてはいけない。
 
やらなくてはいけないことは山ほどあるのだが、今日の自然観察会の後、来週は、東映のコンペの件、うつ病の追加取材など、ゆっくりしている間がない。結果次第だが、東映のコンペが通ると、おそらく、10月頭まで、まさに寝るまもないことになる。
 
通らなくても、東映の自主作品の台本を9月中旬までには上げてしまわなくてはいけない。10月撮影予定で動いているからだ。通ったら、おそらく年内は自分のやりたい仕事に時間を避けるゆとりはなくなるだろう。
 
いろいろと周囲に迷惑をかけてきている人生だから、最後は、オレらしい仕事をして、仕事で恩返しをしたいと思っている。それを進められないのが、実は、一番辛い。
 
かなり以前、このブログでも述べたが、オレは、いま自分が描きたいという世界が、小説であれ、映画であれ、評論であれ、きちんといくつかまとめられれば、自分の人生はよしとしようと考えている人間だ。だが、それができたからとって、豊になりたいとか、どうとかはまったく考えていない。
 
満足のいく作品が残せればそれで、武士の本懐は遂げられる。
 
この間、ネーリストKに、「幸せになりましょうよ」といわれたが、おそらく、ネーリストのいう幸せになるという世界は、オレには、だいぶ前からなくなっていると思う。そんなことをいうと、きっと叱られるだろうが、それは、56年を生きてきた、オレにしかわからないことだ。
 
ただ、できること、できないことの線引きをきちんとするときに来ているのだなとは、改めて実感させてもらえたし、教えてもらったと感謝している。
 
このところのいろいろなことで、いま考えていることがある。きちんと自分の考えが決まったら、オレの身近にいる人間にも、このブログでも報告したいと思う。