秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

心やさしき軽薄者の深い話

午前中、明るい社会づくり運動の13回目の自然観察会へ。
 
今回は、企画を相談され、ボランティアで、オレと縁の深い著名ナレーターのTさん、Tさんの朗読会をサポートとしているSさんに、「いのちをいただく」という屠場の仕事を舞台にした、感動的な話を朗読していただいた。
 
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蝉が鳴き、鳥がさせずり、小川ながれ、緑の木漏れ日が降り注ぐなか、Tさんの心に染みるナレーションと、それに合わせて選曲したSさんの音楽がながれる。この国を代表するナレーターの声は、空間や人、場所を選ばない。ということを改めて、実感させてもらった。
 
人や社会に役立つことであれば、お役に立ちたい…。Tさんのその思いがTさんの声に乗って、きっと参加した家族づれ、子どもたちに届いたと思う。Tさん、Sさん、本当にありがとうございました。
 
早朝からお昼まで、芝公園で音響機材のセッティングなどあこれこれやって、汗だくになり、午後自転車で戻り、シャワーを浴びる。夕方、ベティと合流し、仕事終りのイワと渋谷のロックバーで会う。
 
今月誕生日のベティとイワ、オレの3人で飲もうと、前々から話していたが、イワのお母さんの体調が悪く、のびのびになっていた。いつもとおり、店を出ても、卓球に、ビリヤードのナインボール。そして、すし。とりとめもなく、語り、とりとめもなく酔う。
 
毎日ブログを読み、オレの近況を気に掛けているイワは、あらからまに、あれこれ言わない。だが、的確な指摘、的確な分析で、オレがオレらしくあるための方向性を示す。普段は、バカなことばかりやったり、したりしているが、奴は、やはり男だ。
 
人に振り回されて、無駄な時間を過ごすのではなく、自分の時間を大切に生かそう。そのために、あれこれ考えているオレの新しい取り組みに賛同してくれる。
 
10月には、徳島の名門進学校での講演があり、先方の日程調整がつけば、京都大学でもシンポや講演をやるかもしれない。オレの作品は、実は、西日本で人気がある。その縁で、新しいことが始められるかもしれない。
 
残りの時間を無駄に生きない。まさに、チェ・秀嶋56歳の革命だ。
 
深く酔いながら、ベティのやさしさ。イワの思いやりに感謝。
 
外見や普段の戯言、言動で、人を判断するな。軽薄な人間は気づかないだろうが、愚かさを装ったかしこさがあり、かしこさと誤解した、愚かさがある。
 
「聖的なものに、通俗があり、通俗的なものの中にこそ、聖なるものがある」