秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

人との出会いがすべて

昨夜のMOVE放送局は、「大いわき祭」開催直前に出会った、Mさん。出店してくれた、六本木バール(イタリア語で居酒屋をバールという)のHさんの紹介だった。

同じいわきや福島の支援活動をやっているということで、気のいいHさんが、わざわざ一席用意してくれたのだ。
 
編集者出身で、一般書店が扱うことをためらう専門書や芸術、哲学、学術書籍の店、青山ブックセンターの創業者だ。出版系ということもあって、いろいろな人脈がある。それでいながら、震災前から自殺防止のNPO活動や理科の実験学習の普及で社会貢献活動をやっていた。
 
震災後は、自身の会社がメンタルケアという専門的なノウハウがあることから、被災地のメンタルケア事業にかかわり、そればかりでなく、個人的にそこで出会った被災地の方たちの支援を別途やっている。

今年、MOVEで実施した「会津応援バスツアー」にも参加してくれ、うちで出した短編社会映画『誇り』でも、制作協力という形で制作費の一部を出資してもらっている。

実は、同世代。それに、文化芸術、学術関係に関心や興味があり、政治の分野にも知人が多いというところも同じ。だから、話が合うし、話が早い。ただ、オレなどよりはずっと社会性もあるし、経営者としての実績もはるかに上だ。

飄々として、腰が低く、それでいて、個性豊か。それに人にやさしい。オレにはない魅力のある人だと思う。

昨日は午後から、いわきから別件の打ち合わせにきていたMさんと2時間近く、深く語り合い、共感し、感動する話を聞かせてもらった。夜は、この別のMさんと充実した時間を過ごさせてもらった。

お盆の前日、既知の人ながら、まるで新たな出会いをもうらようなつながりをいただく…本当に、ありがたいことだと思う。

世の中、なにはなくても、やはり人、人との出会いがすべて。