秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

それこそ、海援隊

昨日は、午前中、福島県東京事務所へ出向く。昨年の福島東北まつり以来。
 
所長さんは不在だったが、午後、電話でやりとり。近いうちに顔を出してほしいといわれる。こちらもいわきMOVEのこともあり、丁度いいタイミング。お盆明けに所長さんと打ち合わせをすることにする。
 
Smart City FUKUSIMA MOVEについての内容やこれまでのMOVEの活動などをプレゼン。復興庁は知り合いの職員さんがいたのだが、政権交代ですべて入れ替わった。だが、興味をもっていただけたのか、23日の後援手続きから、復興庁の助成金について、あれこれアドバイスをもらい、意見交換。
 
偶然ながら、政策調査官の方が双葉郡川内村の出身で、磐城高校のOBだったのも大きい。うちのメンバーも磐城高校卒業者が4人いる。いわき在住者に至っては15名。そんなこんなで話が一気に緩んだし、進んだ。
 
もともとは活動内容を詳しく知りたいという復興庁の要望から始まったミーティング。互いの情報交換をするうちに、近々に交流会をやることになる。

月曜日のいわき行き、打ち合わせ、火曜日の取材ほか…戻って朝いちばんから県事務所とほとんど息つくひまもなく、あれこれ知恵をめぐらせなければいけないことも多く、復興庁から戻ると、突然、空気が抜けたように、へたってしまった。

どうやら軽い熱中症。それでいながら、MOVEの決算で、スタッフのOさんが夕方来訪して、資料確認。結局、オレは横になったまま、0さんの質問に答える状態。

日程を変更することも頭をよぎったが、もう決算の方もそう時間がない。収益事業をやっていないので、都のNPO課に提出する書類は煩わしいものではないのだが、今月、減免処理(寄附金の半分近くに国庫からの返還金が出るシステム)の申請を出すこともあり、決算書がつくれる規模で書類を整えている。

先月から今月は、トヨタ財団の中間会計報告、MOVEの決算、うちの会社の決算と三つ巴だったのだ。そこに、8月23日開催のいわきでのイベントといわきMOVEの設立がブッキングした。当然ながら、そこで発表するSmart City FUKUSHIMA MOVEのfbサイトの第一次完成作業とこれにリンクさせているMOVE放送局の配信がぶつかっている。
 
さらには、23日の発表へ向けたチラシ制作と配布、集客告知に、イベント内容の調整ときた。
 
そりゃ、くたびれるさ…と思いつつ、次々に片付けなくてはいけない問題や処理業務がくるから、くたびれてもいられない。
 
MOVEを始めてから2年と半年。やっと発足当初、仲間に空母の絵を描いて、こういう交流プラットフォームと参加者が連携し、発着するジョット戦闘機が編隊を組めるネットワークが必要になるのだと説いたときのイメージが現実になった。

うちの団体旗は、海援隊が実際に使っていたものと色も形もまったく同じだ。海援隊…オレたちをそれをネット上に出現するプラットフォーム、空母を生み出し、発着する戦闘機、参加団体をコネクションすることだと解釈した。

空港使用料のように、空母に発着し、駐機する費用を発生させることで、空母を運行管理する。ジェット機が行う収益事業や編隊編成には口出しをしない。そこから利益もえない。もしそこで収益という成果が出れば、寄付や協賛という形でMOVEの活動に貢献してもらいたい…また、それを応援する護衛艦となってくれる人たちがいれば、彼らにもわずかばりの護衛艦使用料をもらう。それだけだ。

当然ながら、それこそ、海援隊海援隊だから、自分たちが戦闘機には乗りこまない。場合によって、エンターテイメントで彼らをいやしたり、元気づけることもやる。つまり、オレの本業の映画や舞台やイベントだ。

それをやるには、オレには時間ない。人に早くバトンを渡すためにも、
やっぱり、休んではいられない。