秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

まだまだ、弱っちい

もう10年以上前、眠れない夜が続いていたときがある。

そんな夜、深夜、BSをつくけると透明感のある、不思議な映画が流れていた…

それほど予算を費やした映画でもなく、それほど話題になった映画でもなく、それなのに、見初めてすぐに引き込まれていった。

見終わったとき、ああ…これはオレの映画だ…そう思った。

「咳と恋は人に隠せないのよ…」「ぼくの逢いたい人たちはいつも遠くにいる…」

ふさいだ思いは隠せない。逢っていやされたい人というのはいつも遠い。いや、逢えばいやされると思い込んでいるのは自分の思い込みなのだ…

人はどんなに深く恋していても、人をいやすことなのできはしない。恋といやされることとは別なのだ。愛だけがすべてを解決できる力があるわけではないように…

だが、それでも人はピュアに生きたい…そう思う。信じることの危うい、恋や愛を信じていたいと思う。

それを別の小説にできないだろうか…別の映画にできないだろうか…

まだ、原稿用紙100枚程度しか書いていない書きかけの、映画のための原作小説がそれだ。

いつもの口ぐせのようになってしまったが、いまのいろいろなプロジェクトの片がついたら、それを真っ先にやり終えたい。

疲れて、弱っていると、どうしてもこの映画と音楽が聴きたくなる。まだ、まだ、オレは弱っちいW






Must Say Goodbye - Kim Hyun Chul (O.S.T IL Mare)