秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

この頃、海を感じる…

いろいろな人の思いや願い、配慮や思いやり、やさしさに支えれている…
 
としみじみ実感することは人生の中でそう多くはない。そう思える自分にならなくてはと考えても、してもらうのが当然だとおもったり、周囲の心遣いに感謝する…ということを人は忘れがちだ。
 
オレのように、芝居や映画をつくり、イベントを組み立てるような人間はとくにそうで、感謝の前に、自分が考えているイメージをどう具体化するかばかりに心がいき、そのために人が労苦を共にするのは当然だと考えてしまう。
 
そう考えるのは、大切なのは、形にすること…という思いが強いからだ。
 
形になって初めて、労苦を共にした人も、視聴したり、観劇したり、参加する人も感動や共感、共鳴がえられる。社会メッセージの高いものであれば、それを発信することで少しだけ救われる人もいるし、問題意識を持って、新しい取り組みを始めようという人も生まれる…
 
だから、まずは形にする。そのことにすべてのエネルギーを注ぐ。それが最優先になってしまう。悪いことだとは思わないが、よいことだとも思わない。周囲の気持を置き去りにすることがあるかもしれないからだ。
 
しかし、15歳の頃から何がしか、仕掛けを考え、それを実現する…という生き方をしてきてみて、つくづく、人はイメージは共有できない…と思う。できるのは、オレが自分のイメージを形にして示し、それを見た人々が感動したりする姿によって、人はやっとオレのイメージを共有できる…と思う。
 
また、その中で関わり合った人、それぞれの心の葛藤がイメージへの理解という道すじを引き出すということもある。

いろいろなことをまとめていかなければならない時期になって、そんなことをよく考える。そういうサポートによく出会う。
 
急の声掛けにも、なんとかしようとフラダンスチームの出演を決めてくれたM先生。本来なら、1年前からもらう話よ…とチクリと刺されたが、それもで何とかしようと話す前から決めてくれていた。
 
どうしてだろう。自分の思いに応えてくれる人たちに、この頃、いつも、海を感じる…