秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

墓でわかる

昨日に続き、今朝も青山霊園を抜けて、外苑イチョウ並木から外苑軟式野球場と絵画館の外周でウォーキングと筋トレ。というと、昨日のブログを読んだ人は、あ、また、あの女優さんに会いたくて…と思うだろう。
 
いつも決まった時間にマンションを出るわけではない。そこまでやる暇はオレにはない。
 
昨日、桜の定点観測地点になっている靖国神社の桜で開花宣言が出た東京。だが、霊園の桜並木はまだ、つぼみの状態で、確かにいくつか咲いているが、まだまだ頼りない開き方だ。
 
あと一週間…そう予測させる桜並木の下、先週末からお彼岸で墓参りに訪れるご家族が多い。
 
オレが掃除好き…ということがあるのかもしれない。だが、いつも霊園を歩いている人間からすれば、普段はただ置かれているだけのように佇んでいる墓石の周囲が、その時期、きちんと草を刈られ、真新しい花が生けられていると、他家のお墓ながら、すがすがしい気持ちになる。

そればかりか、いつもは気にならない墓所のひとつひとつが輝いて、清廉な気を放っている…。きっと、心を込めて手入れをされた家族の思いがそうさせているに違いない。だが、中には、まだ、墓参りにこられてなく、普段のままの墓所もある。

そう大きくはないお墓だが、その小さいな墓石に似合うように、小さなかわいい花束が二つ、生けられた墓があった。ほかの墓にくらべて決して、立派といえる墓ではない。だが、そこにその墓を守るご家族の心が現れているように思えた。

それは同時に、そこに葬られている方たちがどういう一生を送られて、なにを子どもたちに遺したかがよくわかる。

ふと、福岡のおふくろの墓のことが頭をよぎった。それと、志賀島へいく途中にある、母の実家のあった場所にある墓だ。本来なら、長男である自分が墓参りにいかなくていはいけないのに、姉と父にまかせたままで、たまに福岡に帰ったときくらいしか、お参りすることもできていない。

だからというわけではないが、有楽町駅前の福島フードカーの販売イベントに顔出したあと、今日は赤坂の友人宅でお彼岸法要をさせていただいた。