秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

夜明けは近い

昨夜はふと古い友人たちの集まりに誘われていたことを忘れてしまうほど、疲れていた。場所が乃木坂界隈だったから、なんとか佳境に参加。だが、1時間半ほどもいると疲れですっかり酔いがまわってしまい、席を濁してしまった。すまぬ。
 
だが、ほろ酔いで寝たのがよかった。一晩ですっかり疲れがとれた。今朝は早朝から掃除や片付けをして、早い時間に運動。運動しながら、今日の段取りを整理。
 
残っている教育作品の編集シートお越しとテロップ出し。それをスタジオにメールとファックス。会津バスツアーの概要書をつくり、MOVEメンバー外のキーマンにFBメールで送信、そして、FBのイベント作成。さらにさらに、うちの自主作品の告知用チラシとDVDジャケットの原稿づくり…時間があれば、会津でのセミナーのしっかりした内容資料も…
 
などと考えて、最近、毎朝日課にしている腹筋を外苑軟式野球上のそばにある噴水の石のベンチでやっていると、さくら色のスポーツウェアをきたスタイルのいい女性が白いキャップを目深にかぶってウォーキングしている…
 
とそのときはそれほど気にとめていなかったが、筋トレをおえて、再びウォーキングを始めて少し行くと、さっきの女性が方向を転じて、こちらとすれ違った…あれ…?
 
行き違ってから、それがいま大河で話題の女優のAさんと気づいた。どおりで目に留まるはずだ…。だが、土曜日の朝もまだ午前8時前の時間。運動する人も少なく、ほかに気づいている人はきっとだれもいなかっただろう。
 
ぐるりと周回してウォーキングしていると、今度は道路を隔てて、また出会った。そして、気が付いた。

ああ…オレだから気づけたのだ…。そう思った。
 
オレだけというわけではないが、名の通った俳優でも、普段の生活の中にまぎれていると、はっきり顔出しでしていないと、すぐにそれとは気づかないものなのだ。何か、作品や番組の宣伝の場とかいったところでは、事前にそうだとわかっていて俳優を見ている。素人でもそれはすぐにわかる。
 
だが、そうしたハレの時間ではない日常の中で出会うと、ふっと素通りしてしまうことがほとんど。
 
しかし、俳優を見る…という仕事をしていると、日常の中で会っても、それを見逃さないものだ。常日頃から、町やどこかで人を見るとき、無意識のうちに、俳優を探すような目でみている…ということもあるかもしれない。
 
いや、実際に俳優を探しているわけではない。ただ、人を見るとき、その人がもし俳優だったら…という目でいつも見ている。意識してではなく、おそらく、無意識のうちにそうしている。そのことに改めて気づかされた。

丁度、福島を題材にしたショートフィルムを撮り終え、編集段取りもすませ、疲れ切って眠った翌朝に、会津を舞台にした作品に出演している女優さんと出会う…不思議なものだ。
 
実は、次が本番という作品が二つある。そのひとつの作品の主役は、台本ができたら、頼もうと心に決めている女優さんがすでにいる。

だが、もうひとつの作品は、この人でやられたら…とずっと願っていた。それがAさん。そもそも、そのもうひとつの作品というのは、東北弁の芝居で過去に上演したものだ。実は、Aさんが会津弁の作品に登場すると聞いたとき、なぜかドキリとした。

きっと夜明けは近いw