秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いつ頃、走り出せるだろう…

このところ、順調に週末土日は運動がやれている。
 
8時半か、9時くらいから約2時間。乃木坂のマンションの裏通り、表参道へ続く道に青山霊園の四つ角がある。そこから右に折れて、246号に出る。右にすこしいくと、外苑のイチョウ並木、そこを神宮第二球場にいくと、絵画館を外周するマラソン、ジョギングコースにぶつかる。
 
春には霊園の桜を眺め、夏には霊園と外苑の深緑にいやされる。秋になると紅葉した桜が美しい。落ち葉を集めるとちょっとした色彩画がつくれる。イチョウ並木はオータムインニューヨークを思わせる金色に輝く…
 
そして、落ち葉がつむじ風に舞うようになると、寒々とした冬の風景に変わる。
 
その移ろいを感じながら、また、そのときどきの思いや悩み事、あるいは喜びを胸に、その道を黙々と歩く。死者の眠る場所を通り、神宮球場や国立競技場のスポーツを謳歌する若々しいいのちの元気にふれる。
 
まさに、生と死が混濁して、そこにある。
 
自分をみつめるときもある、何も考えず頭をからっぽにするためだけに歩くときもある。いろいろな過去の記憶や出来事が脳裏をよぎることもある。明日のことのために、ああできないか、これをやってみてはどうだろう…と夢想するときもある。
 
オレには、だれにも知られない、オレだけの孤独な時間…しかし、自然の中にいると、孤独はそう感じない。
 
ただ、ひとつ。ふと思うのは、こうして歩いているオレの姿やオレの心の風景をだれとも共有できないのだな…という実感だけだ。
 
六キロの鉄アレーを入れたポーターと両手にそれぞれ1.5キロのアレー…。30分も早足であるけば、汗が沸いてくる。1時間ほど歩いて、ストレッチで体を伸ばし、腹筋、足挙げ、側筋を30分。帰りはゆっくり30分、クールダウンで歩く。乃木坂に戻る頃には、体中に汗。
 
いつもながら、体重が3キロ~5キロほど落ちた頃、その同じコースを負荷を持たずに走る。年令とともに、体重が落ちるのに時間がかかる。さて、今回はいつ頃、走り出せるだろう…。
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