秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

きっとみんな驚く

超安値の昭和レトロのソファやフランスやイタリアの田舎にありそうなダイニングテーブルと椅子をみつけた。
 
4年前、引っ越しに合わせて購入して、いまやくたびれたホワイトベージュのマホガニーのソファを、邪魔になるからと捨てようと思っていた矢先。ということで、すべて買い替えることにする。
 
以前、事務所兼としていたマンションは一人暮らし用ではなかったせいもあり、テーブル、ソファ、家具など結構大物を揃えていて、4年前にいま事務所兼としている場所に移ったときに、不要な家具類は捨てたのだが、打ち合わせ用をかねたダイニングテーブルなど、いくつかサイズは大きいが仕事と生活上、捨てられないものがあった。そのため、いまもスペースを食っている。
 
購入したとき、それなりの金額だったこともあり、捨てるに忍びなかったのもあるが、買い替えとなるとまた出費がかさむというので躊躇していた。買い替えるなら、いまとはテーストの違う、レトロ感やFIGAROに載っているヨーロッパの田舎風の調度にしたいと思っていたからだ。

ところで、意外に服やインテリアにうるさいオレが購入した店はどこだろう。な、
なんとあのドンキーだ! オレも家具をドンキーで購入するとはつゆほども思っていなかったw

 
連休直前、いつものように雑貨を買いに立ち寄ったら、3Fの奥のスペースがリニューアルしている。入口付近にちょっとセンスのいいコーヒーカップがある。あれ…こんな気の利いた食器なんかあったっけ…とコーナーに入ってみると、むむ!と驚いた。
 
聞けば、都内の中目黒店と銀座店、そして、この連休前から六本木店でレトロの家具やアンティーク感のある調度品、これまで扱っていなかった食器類、置物などを扱うようになったという。ハンズを縮小したような感じで、コンセプトはほぼ同じ。ハンズは、いま、鎌倉にあるアンティーク創作家具で有名な店の商品を扱っている。

「始めたばかりですが、売れてます」。売り場の責任者に聞くと自信に満ちた答えがかえってきた。

「いままで扱っていた、家具関係や調度品って、ちょっと品がなかったでしょ?」。確かに。「担当の上司が業者と直接交渉して、特に安い値段でハンズなんかと同質のものを入れたんです」。なるほど…。オレも売り場を見た瞬間、これまでドンキーで家具や調度品を買っていた連中じゃない客が来るだろうと直感した。
 
今日、家具の引き取りの手配の件で、店にいくと、まさに的中。オシャレな美人がガラスのレースカーテンを買っている。
 
人心を読む…というのは、こういうことだ。人々の心の中にあるサイファを感じるセンスがあれば、なにがいま求められているか。どういう見せ方が必要かがわかる。
 
二人掛けソファ1点、ダイニングベンチ1点、折り畳みの木製レトロテーブル1点、ダイニングテーブル1点、アンティーク椅子2点…。古い家具は引き取り。アンティーク写真立て2点、アンティ―クカメラの貯金箱1点。
 
さて、これでいくらになったか。商品を見て、金額を聞いたら、きっと聞いたら、みんな驚くw