秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

直前の恥と矜持

仕掛け仕事というのは、直前になっていろいろなことが起きるものだ。
 
昨年はその試練が当初予定していた8月下旬のその上旬に起きた。参加業者がいない…という状況。結局、11月に仕切り直しをしたが、その間の9月から11月の動きが結果的には、いわき市やいわきのおのざきさんたちを始め、当てにしていた団体とは別に、直接オレたちと人間関係を持った方たちとの信頼関係を築くきっかけになった。
 
今回は、直前になって、いい話として、復興庁がらみの案件が浮上した。こちらの方でNHK大河「八重の桜」をより深くからめたい…と考えていたときに、それをメンバーのYさんがある政治家の秘書に話したのがきっかけだった。今回の「福島・東北まつり」は、柱に「八重の桜」とかっての大河「獅子の時代」を置いてある。
 
それらエンターテイメントを通じて、福島の歴史やいまを知るきっかけにしたいと考えていたからだ。ところが、これとほぼ同じことを復興庁でも考えていた。「一足先にやられたという感じですよ。もう形もできあがっているものに、うまく乗せてもらい、かつ、こちらで協力できることはさせてもらおう。そんな考えもあって、来ていただきました」。
 
MOVEにとってはありがたいプレゼンの時間と告知の時間、そして、いま直前まで粘ろうとしている案件への協力をお願いし、動いていただけることになった。

一方で、喉にトゲがささったようなことも起きている。詳細は個人のことなので書かないが、責任を全うできない人というのは困ったものだ。しかし、そればかりにかかわずらっていられるほど、時間の余裕がない。
 
今週末は割り込み作業になっている東京同窓会のパワーポイントを終わらせなくては、週明けから時間がない。来年の助成金の案件で、問い合わせがあり、これも時間をとられてしまう。
 
オレがいまイベントの方で何をしていて、実業の方がひたひたとせまってきていて、それがどれほど時間をとられるかなど、メンバーも、そして、イベントにかかわりあっている人たちも知らない。また、知ってもらおうとも思ってはいない。
 
時間も迫ったイベントは来てよかったという集いにするために全力をかける。そのことだけに周囲の人たちは集中してもらいたい。
 
所詮、仕掛け仕事というのは直前になって問題を起こす奴、出来事、支障といったものはどこかでつきもの。そこに足をとられていては、仕掛けがうまく花開くことはない。人としての恥や矜持といったものを問われるのは、この直前の時間での関わり方ひとつ。
 
 
 
 
写真は27日28日両日出演するFis block 被災地支援のコンサートをやっている。
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