秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いつものこと、いつも以上のこと

昨日、とりまとめた資料をかかえて、今朝から行政関連の手続きや連絡で港区内を
走り回る…と、いきたかったのだが…
 
自転車がパンクして回復しなーい。パンク修理はお手の物のオレだが、もっていたゴムの補強品がずいぶん古い。前に2か所パンクして修理していたところの1か所が再発し、かつ、古い補強ゴムでふさいだものだから、すぐに空気が抜ける…
 
昨夜と今朝、直しても、すぐに空気が抜けてしまう。
 
忙しいときに、いつものもの、ことが、いつものようにいかない、ないというのは、いやなものだ。ささいなことで、ふーーと心が疲れ、折れる。
 
若い頃はわからなかったが、女性が外出前にやたら鏡の前に座る気持ちも、じつは、その日1日を自分の満足のいく、いつも、あるいは、それ以上で過ごしたいからだろう。

よく、だから、女って奴は…なんて、いきがる男もいるけれど、大事な女、いい女ができれば、鏡に向かう自分の女の姿をいとおしく思えるものだ。街を歩いていて、やたら、ウインドウに移る自分を気にするしぐさも、かわいいものだ。
 
つまりは、今日の自分をいつも、もしくはいつも以上としていたい。それは、とりもなおさず、オレという男といる時間を大事にしようとしているからなのだ。このヘンのところがわかり、が、しかし。そうは見せないのが、男のダンディズム。
 
つまりは、ここにも、いつも、もしくは、いつも以上であろうとする男の姿がある。
 
ことほどさように、人は男女にかかわらず、いつものことがいつものようにできないと
いろいろなことを感じてしまうようにできている。
 
とはいえ、いかなればならず、結局、時間ギリギリにタクシーで三田へいき、徒歩で区役所へいき、議会棟でY議員と打ち合わせ、赤羽橋まで歩き、都営地下鉄で六本木でおり、歩き、乃木坂で体制を立て直そうとしたら、うちのメンバーのおバカが協賛会社との打ち合わせをすっぱかし、そのフォローであわてて、ミッドタウンで名刺交換し、檜町公園を下見して、赤阪支所でひとつ面倒やことをやっつけ、歩いて霊園そばの赤坂消防署で片を付ける…

という、いつものように自転車ではなかったが、じつに有効で、効率的で、結果オーライの1日。
 
もどれば、10月中週末のチラシくばりの手配が大方片付いており、もっとポスターを、もっとチラシをというメールや電話…
 
ああ…なんと人というのはありがたいものだろう。汗だくになって歩く、あと1年ちょっとで還暦になるオレをかわいそうに思った、どこかの天使か、仏か、神が…オレの足りないところを、すばらしい人たちでおぎなってくれている。

いつものこと、いつも以上のことは、男女がそうであるように、だれかがいてくれて、そうなるのだ。