秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

自分を保つ

人の耐性やねばり…といったものは、それぞれ持って生まれた質量で決まっている。
 
人々の食生活を始め、ライフスタイルが変わっていく中で、その耐性やねばりが薄れたといわれている。食生活の大事さがいわれ、食べ物を知ることで人の生活や歴史にふれる食育の大切さもいわるようになった。しかし、肝心なのは、その食を囲む風景と質の問題だと思う。
 
よく部屋の掃除や片付けのことを例に出すが、基本、部屋の片づけと食の風景や質は同じなのだ。
 
部屋の乱れは、心の乱れ…そして、食の乱れは生活の乱れ。
 
忙しいから…。確かに、いまはみんな忙しい。だが、それでもギリギリ、朝起きたら、部屋や外回りを掃除するというルーティンはできるだけ壊さない方がいい。それと同じように、できうるならば、朝の食事だけでも家族一緒にした方がいいのだ。
 
一人身だと、どうしても朝抜きだったりする。しかし、できうれば、たまに、仕事の席でもいいから、朝食をとりながらだれかと語り合うという時間はあった方がいい。

このところ、「福島・東北まつり」の関係資料と配布をまつ、チラシとポスターの中で政生活している。朝の掃除はからくもやっているが、それでもデスクまわりには、忘れてはならない用件のある方の名刺、スタンドにはセロテープで貼った、連絡事項や業務内容がぶらさがっている。
食事をとる時間もないほどだ。
こういうのは、一時期は仕方ないとしても、続けてはいけない。昨年は、この生活であっという間に体重が増えた。昨年の反省からひとり酒はできるだけしないようにしている。
 
酒は入ると、少しの間、元気になれる。だが、溜まった体の疲れをとってはくれない。
 
慌ただしく過ぎていく時間とこころを占めるいろいろな思い…その中で、自分をどれだけ保てるか…。昨年もそうだったが、それを自分に問われているような気がする。

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