秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

時代遅れの男

昨日は二日続けての銀座ランチw プランタン隣、東急ハンズの入ったビルの裏手に、1Fにバール風イタリアンレストランの入ったビルがある。
 
その8階のカジュアルイタリアンの店で高年男、二人孤立する。ドイツ料理やニュージーランド料理、スペイン料理の店には入ったことがあるのだが、ここは初。ところが、右を見ても、左を見ても、女性ばかり。
 
単身できている人もいたので、きっと女性が来やすい店だったのだ。確かに、きちんとしたサラダと前菜のプレートに始まり、メインの冷製パスタのあとは、デザートと飲み物…これで1000円は銀座では安し。何度も目が会った、マネージャーらしき女性がキュートでスッキリした笑顔で、ステキでなかったら、もう来ない店だ…が、また来ようw
 
東映のプロデューサーのKさんと二人、孤立した中、しみじみ思ったのだが、女性のためにと、夜の軽いディナーでこうした店を使う男性もいるのだろう。いやいやご苦労なことだ。銀座は店も多いから、そのチョイスで男の経験と度量が問われるw
 
Kさんやオレの30代前後から40代くらいまでというのは、どこかにこじゃれた店がある、うまい店があると知ると、彼女ではなくても、女ともだちを誘って、よく探索した。逆に女ともだちや付き合ってる彼女から、いまがトレンドという店に、強引に引き回れたこともあるw
 
しかし、最近の若い男どもは、そういうところに行かないし、やらないらしい。仕事が忙しいのもあるだろうが、節約して、貯金して、結婚やマイホームに備えて…と堅実な奴が多いからだそうだ。オレたちのように、自分を成長させるために遊興でお金を使わない。それに、女性が喜ぶような店にいくと疲れる…という。確かにね。ダンディズムってやつは、意地と虚勢と背伸びみたいなものだかんね。
 
でもさ。若い奴らがそれなくしちゃ、男じゃないんじゃないかい…。というのは、古いらしく、最近の若い女子も、無駄使いしないけちけち男の方が結婚の対象者としてはいいというデータが出ている。やはり、いま、この国の元気や消費を担っているのは女性だ。オリンピックの成績もそれを物語っている。

しかし、それは逆にいえば、たまの時間、表参道の有名珈琲店で、味の深い珈琲のおいしさを確かめ、マスターと言葉を交わし…
 
乃木坂長寿庵のワンコインとは思えない、名店並の蕎麦を食べ、大女将と冗談をいい、たまに、地酒のハンナのばばあをからかい、行きつけのピザ屋でイタリアワイン談義を店員とやり…
 
これも行きつけの鶏繁でスタッフの女の子と冗談をいいながら、焼き鳥をつまむ。赤坂の赤蔵でDIESEL話題で盛り上がり、グラスで飲んでもボトル頼んだとの同じくらい飲みw 韓国料理屋のママにキムチをサービスされ、韓国映画の話題で盛り上がり、果てはコレドで大声をあげるw…
 
というオレのような男は、時代遅れになりつつあるということ。しかし、今年になって、ほんとに忙しくて、あっちもこっちも不義理続き。ということは、時代が望む男に変身中?w