秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ありがたい

復興支援事業を進めていると、つながりを持った生産者や生産加工、あるいは物販の人を通じて、地元のいろいろな方と新しいつながりを持てる。
 
そのつながりが、また、同じように被災地支援事業を行っている他の団体とのつながりもつくってくれる。
 
中には、団体の姿がはっきりしていないものや被災地支援とは名ばかりで、被災地支援という看板の陰で、小賢しい商売や利権、名声を求める輩もいないわけではない。

適正な事業と適正な利益だったら問題ないが、人を押しのけ、自分たちの都合や立場ばかりを主張し、優先するような人や団体とは、決して、いいつながりになっていかない。

Smart City FUKUSIMA MOVEでつながっている人たちは、そうした人や団体とは一線を引いた、本願と自己犠牲を当然とする方々や団体ばかりだ。そして、その縁をより手繰り寄せて、そうした人々の思いや力をもっと結集したいと思っている。
 
昨日は、正午から、協働団体でもあるPower of Japanが主催する、被災地の食材を使った料理教室に参加させてもらった。あれこれ、世話になっている天厨菜館天王洲店の店長Yくんが、農業支援でつながった白石ファームのSくんの無農薬野菜をつつかった講習と食事会。
 
Sくんは、以前からfbでオレの活動を知っていてくれて、いわきにいるなら、寄ってくださいよと声をかけてくれてからの付き合い。会って話していると、いつも取材に同行してくれる㈱いわき福島復興オフィスのI社長と遠い親戚、また、Power of Japanの代表Kさんや副代表の天厨菜館のYくんとも親しかったのだ。

その一方で、あずまっぺで会で知り合ったSTさんが、代表のKさんと大学の同期ということも最近わかった。オレとSTさんが以前から顔を合わせていたと知って、Kさんが驚いていた。

ほんとに縁とは不思議なものだ。しかし、いつもいうが、そうした、あれ…とか、ほう…とか驚いたり、意外だったりする、つながりというのは、すべてに意味があるとオレは思う。
 
Power of Japanとは協働して一つの事業に取り組めないかという話を代表のKさんと進めている。そうした思いに応えるように、Sくんとのつながりが生まれたり、STさんとの改めての出会いがあったりするのだ。

今月はMOVE放送局の配信テストやSmartCityの内覧へ向けた詰めの作業、そして、よりそれらを充実させ、発展させるための資金づくりの問題などが押し寄せている。
 
だが、つながっていることの感動や感謝、新たな関係の誕生は、そうした大変さ、苦労を一瞬でもいやしてくれる。ありがたい。