秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

大嫌いな太宰にはなりたくない

昨日で、ひきこもりのオフライン編集作業を片付ける。
 
プロデューサーのKさんが夕刻近く、来訪し、内見。軽く喉を潤しにいこうか…と労をねぎらってくれる提案だったが、代官山のスタジオに編集を終えた素材を届けなくてはいけない。
 
代官山に着くと、ま、カップルの多いこと。普段、平日の午前中や昼間の早い時間にしか行かないものだから、その賑わいにちょいと驚く。
 
帰り際、たまに買い物をする岡山に本店を持つ、コットンアイテムとデニムが主力のOMUNIGODへ立ち寄る。昨年、春物のブルーのブルゾンしかなくて、逃していたエンジのブルゾンがそこに! 合わせて、大きなチェック柄のコットンシャツが! このところのひきもりのストレスだ。結局、衝動買いw 2月に入ってから、やっと昨年並みに自社作品DVDの販売売上がいいので、気が緩んだ…いけないことだ。

いつもの通り、代官山から乃木坂までの帰りは歩き。表参道の行きつけの珈琲店へ立ち寄りたいのは山々ながら、歩いたせいもあり、もうエネルギーキレ。編集続きで、安眠していないし、疲れも溜まっていた。
 
事務所にもどり、珍しく、しばし横になってから、次のひきこもり作業に向けて資料を整理していると徳島のF理事長さんから電話。夏の講演依頼だったのだが、前々から懸案の作品制作の話も。ひきこもりから抜けたら、人権作品の企画をつくらなくてはいけない…という予想が的中。

この間、講演に同行してくれた女優のKを主役に…という構想はFさんも同じ。やはり、役者は仕事の縁を大事にしておくものだw
久々、缶詰になったが、オレはいけないくせで、ひきこもり状態だと、それはそれでいのか…と思ってしまう。もともと外出嫌いw 今回は義理ある仕事で引き受けたが、自分の作品ならば、生活のことをなしにすれば、いくらでもひきこめるw
 
そうはいかない零細経営者だから、バランスがとれているし、演出や監督もやるから、外に出て、人と出会うことでの学びもある。

実は、節分のときから、今年は、仕事やMOVEの活動、自分の作品づくり以外のことには時間を費やさないようにしようと決めている。いままでもそうだったが、気晴らしの飲みや仲間内の打ち合わせの流れの飲み会が多かった。
 
仕事やMOVEの活動で出会う連中は刺激的だし、示唆的。自分の作品づくりは、影ながら応援してくれている、ものいう舎弟のSや仕事、MOVEの連中、その周辺の方たちもいる。それ以外のいやしの時間は、秀嶋組のスタッフや俳優、長い付き合いの気の置けない仲間がいてくれればいい。
 
出会いは大事にしたいし、決して人嫌いではない。しかし、やるべきことにもう少し、集中しないといろいろな期待と応援をしてくれている連中にもすまない。とくに、MOVEの将来を見据えた安定化とオレの映画づくりだ。
 
今日はいまから玉川上水まで出かけるのだが、文学者としては尊敬しているが、大嫌いな太宰のように生きるわけにはいかない。