くつろげないのがこれまでの人生

ある自治体の広報作品のコンペ資料を午後2時には挙げて、メール。しばし、休んで、その打ち合わせに銀座の東映へ。

 

途中、セールなのを思い出し、隣のDIESELへ。

 

会員向けセールはすでに終わり、一般開放のバーゲンに変わっている。顔なじみの店員さんや店長さんに、「お久しぶりです」と声をかけられる。セールに来ていなかったのはわかっていて、「お忙しいんですね」。で、しばし、レジカウンターの前で雑談の輪。いいのか、こんなに店員さんたちをひとりじめにして(笑)。

 

渋谷店にも、ここから移動した連中は多いのだが、やはり銀座店の方が落ち着く。夏の最後の新作シリーズとすでに秋物が入っている。セール商品に目がいかず、またしても、ひとめぼれの衝動買い。

 

しかし、銀座店の女性店員さんのレベルが上がっているではないか。３Ｆ、ＧＯＬＤのコーナーはちょっとお高いが大人向けファッションのフロア。そこに似つかわしい女性店員さん。スタイルもいいし、DIESELのニューヨークシリーズがよく似合っている。これを着こなせる女性はそういない。

そういえば、震災後、こういう趣味と遊びの時間がほとんどなくなっていたな…。女性とゆっくり過ごす時間もどんどんなくなっている…と気づく(笑)。

 

東映で終業時間まで打ち合わせと雑談をして、数寄屋橋のニュートーキョーへ。

有志で仙台、石巻へ視察に行くらしい。いわき市でオレが取り組んでいる協働プロジェクトのことなどを話題にしながら、午後9時まで。

 

ほぼ同年代のＳ制作室長と5つばかり上になるＫプロデューサー。最近たまに3人して飲むのだが、ねばりがなくなった体調、体力の話はつきもの。

 

先月からいわきプロジェクトのための実施計画書、ＮＰＯ申請関連書類づくり、自主制作のフライヤーとＤＶＤジャケットの手配、それに自治体向けのコンペ資料の作成。その合間に、ＭＯＶＥの仲間たちとのミーティング、個別の話し合い、いわき市と連絡業務、そして、イメージしたイベントに近づけるための根回しや裏工作と…仕事でないことにまで、時間を膨大にとられてきた約半月。

 

やっと、自主の編集に専念できる形になれたものの、まだ、いわき市への工作作業は残っている。13日・14日のスケジュール調整も。そこに、9日にいわき市の合同霊祭があるという情報が飛び込んできた。

 

30代、40代前半なら、もっとスピード感を持って片付けていただろうに…という思いもある。

 

体力と気力は確かに、若い頃のようにはいかない。しかし、畳み掛けるように仕事をしていたら、いろいろなところで軋轢や対立をつくっていたような気もする。一呼吸おいて…というのは、スピード感のないことのように思っていたが、物事の運びには、自然の流れにまかせた方がよいこともある…とわかる今日この頃。

7月20日頃までは、まだ、自分の趣味と、くつろぎはおあずけなのだろう。くつろぎたいといいながら、くつろげないのが、これまでの人生。それはいましばらく続きそうだ。