秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

自分が悪い

話が違う…といってみたところで、それを当てにしていた自分が悪い。
 
「大いわき祭」の設営備品調達で、当初、港区に依頼すれば、難なく手配ができると、仲間の区議のAは思い込んでおり、それをオレも信じてしまった。
 
いわき市からの提供内容が決まった先月末から、動き出したはいいが、あっちの窓口、こっちの窓口…そして、提供できる設営備品はお粗末なものばかり。
 
気づくのが遅かった。ああでもない、こうでもないと動いていた時間が無駄になってしまった。
 
収穫は、電源の提供を頼んだときに、公園管理は東京ミッドタウンマネジメントが委託されている…という事実を知ったこと。直感で、港区通しで、依頼すれば、三井不動産なら、力技で対応してくれるのではないか…と思ったこと。
 
案の定、Aから紹介された、区のある部署の頭の回転のいい管理職がオレと同じことを考えていた。「なんとか、いいイベントにしてもらいたいですから…」。その言葉の裏には、区で対応できることの限界を熟知しているニュアンスがあった。
 
いま、当初予定していなかった、ミッドタウンが頼りになっている。普通なら、50万以上する設営費用。それを計算に入れていなかったのは、区議のAの情報を真に受けていたからだ。しかし、Aを責めるわけにもいかない。どの程度の規模なのか、その姿が見えていたのはオレだけだろうから。
 
仕事での受注なら、予算に限りがあっても、イベント秀嶋組を動かすことができる。ことは簡単だし、こんなにイライラすることもない。しかし、これは市民の活動だ。
いろいろな善意や協力を結集することに意味がある。それに、スポンサーもいない。
 
とはいえ、最悪の状況を想定して、東宝舞台の長い付き合いのSさんに来てもらう。とりあえず、ステージ回りの設営段取りを考えておいてもらい、ミッドタウン側の返事を待って、不足分を補う手筈は整えておく。タダで…というわけにはいかないが、低コストは実現できる。
 
時間がない。そればかりが思いにあるのではない。いわき市がこのイベントのために連絡協議会を発足させ、本腰を入れて取り組み始めてくれた。オレの願いが伝わっている。いわきが市を挙げて、大いわき祭を目指しているというのに…。
 
計算違いや当て外れではすまされない…ミニマムでも形としてきちんとした姿を見せる。それができなくては、オレの思いをくんでくれたいわきの人たちに申し訳ない。