秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

男気・女の意地・心意気

被災したいわきの米問屋の話をしたら、FBの親友、KさんとTさんがさっそく動いていくれた。
 
地球防衛のために発足した、ウルトラ防衛隊。その隊長と特攻隊長が率先して動いてくれるのはありがたい。

人はまず行動でその人がわかる。発言でもその人の性格や特徴はわかるが、周囲の人から信頼されている人かどうか、何事か物事を進めるリーダー気質の人かどうかは、行動でしか保証されない。
 
それは人としての矜持やプライド、生きざまの重さによっている。
 
えてして真面目な事や浮ついた正義ばかり言っている奴ほどへタレが多いし、事を始めるのに理屈が多い。そういう奴ほど決まって、いざとなると敵前逃亡したり、だれかに責任を転嫁したりする。
 
基本ビジョンやビジョンを求める方向性が見えないと人は不安を他者と共有したいがために、生真面目な議論を堂々巡りのように繰り返し、何かやっているような安心に辿り着こうとする。しかし、根本的な解決や方向性を見出すための議論ではないから、かえって不安は増大し、それが非難の応酬になって終わる…
 
そんなくだらいないことをこの国はいつまでも続けている。続けているのは、何かで深く傷ついたり、悲しみの淵の落ちたりしたことがないのもあるだろう。苦難を経験した人でないと、苦難を他者と共有することは難しいからだ。
 
だが、そうではなかったとしても、人の悲しみや憤り、声を出したくても出せない人の弱さやくじける心を知れば、そう簡単に不安に心を縛られてばかりはいれない…というのが、人の矜持というものだ。
 
つまりは、男気とか、女の意地とか、心意気とか…理屈では説明できない生き方の潔さみたいなものが、この国全体から失われているから、こんなことが平気で起きている…と考えるのはオレだけだろうか。
 
ぐだぐだ愚痴ばかりをいい、ぐだぐだ言い訳ばかりをし、自分のダメさ加減と向き合おうともしないで、わずかばかりの知識や経験で、うまく世渡りしようなどど考えている人間が多すぎるのかもしれない。
 
FBでお友達になってるある女性が自分のウォールにかけていた歌。オレが丁度、劇団をやっていた頃にヒットした曲だったと思う。
 
自分をみつめる、見つめ直す…ということができないと、自分ひとりの幸せも、そして、この国の幸せも、当然、見えては来ない。