秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

Independence Day

FBの仲間たち、大事な友だちになってくれた人々の被災地を思う心、無事を願う祈りの深さに、心を打たれている…。
 
安否確認、首都圏の交通・電力情報、福島原発に関する情報、被災地の情報…。そうした情報をみんなが共有できるようにと、新たなネットワークプールを立ち上げた方もいる。
 
今回の被災に関わった人、その関わり方はいろいろだろう。直接、被災された方、被災地をふるさとに持つ人、被災地に知り合いを持つ人、直接のつながりはないがこの震災をわが事のように感じている人…。
 
自分にできる支援をFBやツイッタ―の中で実践する人、家庭でできることを実践する人、職場や仕事の中で実践する人、アートを通じて応援のメッセージを続ける人…。
 
直接に支援にはつながららないが、この国の経済をとめないために、いま目の前にある仕事に必死で取り組もうとする人、行政や政治を動かすためのロビー活動に取り組んでいる人、そして、自らも被災しながら、被災家族、高齢者、子どもたちのケアに尽力している人々、警察、消防、自衛隊といった、被災地で日々救助に当たっている人々…
 
昨日は、午前中、春のお彼岸法要の式典に参加。黙とうをささげようと提案し、いまこの時間、被災地にいる人々の無事とひとりでも多くの方のいのちが救われることを祈る。参加していた知り合いの区議に、有志議員集めて、支援組織をつくる計画をつたえる。
 
一旦、オフィスに戻り、午後、秋のお彼岸法要の式文を急遽、東北関東大震災犠牲者慰霊 早期復興祈願供養とする実行委員会に参加。
 
タクシーで向う途中、運転手の方と震災の話題になる。現状を少し話すと、その運転手の方がいった。
 
「野菜や魚が高くなるのは仕方がないです。それはみんなで乗り越えていかなくてはいけないことだから。復興のために、国民一人ひとりから一万円集めるというのなら、みんな喜んで出しますよ…」
 
その方は、コンビニにいっても食料品がなく、丸一日、何も食べれなかったと笑っていた。「戦中、戦後と同じだよね…」。そういうと、「その通りですよ。東京も実は被災地です」と答えた。
 
その言葉のやりとりの裏に、被災地を救おう、被災した痛みや苦しみを日本人全員で引き受けていこうという思いを強く感じた。
 
いま大きな心の傷、深い悲しみがこの国を覆っている。
 
亡くなられた方々の胸の思い、亡くなられた肉親や親族、友人、知人を持つ方々の無念…。そのいのちへの思いをみんなが共有し、失われた一つ一つのいのち、無念の思いに応えるために、いまいのちあるオレたちが、自分のいのちをどう使い、この社会、国、世界に役立てられるかを考えよう。
 
 
日本の被災支援へ向かう兵士たちに語ったオバマ大統領の演説…映画「インデペンデンスデー」から引用されたものだ。
 
おはよう、諸君。
後一時間足らずで、諸君ら140名は、極東に向かって旅立ち、史上最強の敵と交戦する。
時を同じくして、世界各地の米兵たちも、他の35隻の原子力空母で、同様の救助に向かう行う手はずだ。

諸君がまもなく赴く戦いは、人類史上最強の救出活動となるだろう。そう、人類史上最強の・・・・
人類・・・・・この言葉は、今日、我々全員にとって、新たな意味を持つ。地球に対する今回の暴虐行為に少しでも意味があるのなら、 それは我々人類が共有するものの大きさに気づかせてくれた、という点につきるだろう。
今回の侵略は、この惑星で共に生きるのがういうことかを、新たなる視点から見直させてくれた。
人間同士の無数の差異など瑣末事でしかないことを痛感させ、共通の利益というものの意味を実感させてくれた。
そしてさらに、歴史の方向を変え、人間であることがどういうことかをも定義し直してくれた。
今日このときより、世界の諸民族と諸国家がいかに深く相互に依存しあっているかを、我々は決して忘れることがないだろう。

諸君は日本を愛し、この日本を守り抜くために自らの才能と技術を差し出し、命すら投げ出す覚悟を固めている。
諸君と共に戦列に立てることを、私は心から誇りに思う。

3月11日は日本の祝日だけではなく、地球上のあらゆる国家が肩を組み、こう叫ぶ日となるだろう。
”我々は決して従容と死を受け入れたりしない!我々は生き続ける!生き続けてみせる!”と。
その日こそ、我々は真の独立記念日を祝うのだ!

アメリカ軍作戦名
「Operation Tomodachi」