秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

遠い自戒

作品の制作作業で、なかなか時間がとれず、プレビューまでの時間がとれた昨日、青山ツインタワーにある、かかりつけのH医院へ問診へ。
 
この間の検査で、中性脂肪を除き、平常値になり、しばし様子をみようということになっていたが、内服薬が切れるころに、問診にくるようにいわれていた。
 
「代官山から乃木坂まで徒歩ですか…。40分はかかるでしょう?」
最近の運動の程度を聞かれて、あちこち歩いている話をすると、H先生、うむうむとうなずきながら、満足そう。
「また、ひと月投薬と運動をやって、そこで採血しましょう」ということになる。
 
急激に冷えた昨日。師走らしいといえば、そうだが、雨に弱いオレは、すっかり体がだるくなり、夕方近く、吉田院のY先生に来てもらって、久々、体のケア。2時間の指圧マッサージ。
 
海老蔵の事件から民主党のゴタゴタ、沖縄問題、オレの体のことと話題がとまらない。Y先生、マッサージの仕事で著名人や裏社会の人間のからだもほぐすから、実はいろいろと情報の宝庫。
 
前回もそうだが、腕、足に、「いい筋肉がついてますよ」と、ほめてくれる。肝心のメタボの腹は、遅々として、現状のままだが…。
 
2時間のケアで、抑えこんでいた疲れがふわっと出て、心地よい脱力感。熱めの風呂につかり、11時には就眠。
 
かつて、小沢征爾が師匠であるカラヤンのコンサートへ出向き、翌日、ボストンへ戻る挨拶に顔を出すと、カラヤンの肌はつやつやで、その姿もイキイキしていた。
 
ひとつの公演をやり遂げるまでには、指揮者は大変な勉強と体力がいる。その疲労感を感じさせない姿に、小沢は、カラヤンが公演終了後、プールで泳いで体をほぐし、体にやさしい食事をし、早い時間に就眠しているからだと直感した。
 
本当にいい仕事をするには、健康管理、自己管理は大事なのだ。
 
なかなか、そこに気のまわらないオレは、疲れのでた体に、どうしてこんなに疲れているのだろう…と、自覚のもてない始末。
 
ふわりとした疲れの中で、眠りに落ちながら、これじゃいかんと、遠く自戒するオレ。