おかしなおかしな
蒸し暑さ、ベタつき、強い日差し…。からっとした秋の風が恋しい毎日。
異常気象ということばは、オレが大学生の頃からあった言葉なのに、エコロジーはその頃あった言葉なのに、渡辺格が東大で分子生物学を広め、地球はひとつの生命体であり、このままでは、人類は地球という生命体にすくうがん細胞だと、あのときから警告したのに…
まだ、異常気象という言葉が使われている。
さんまや秋鮭はとれず、野菜は品薄。季節感に応じた食生活もままらなくなった。そんなときに、耐性ウィルスが日本でも発見される。
国のパラダイムを基本から変えていかないと、自分の国も他国も、そして、世界も続かないという時代に、根本から地域や社会や国や、世界を変えようという決意と意志の結集がない。
菅の緩い演説と小沢の気合の入った演説。だが、国民の小沢嫌いは、きっと彼の語る言葉の真意を跳ね返してしまうだろう。何が正しいか、正しくないかではなく、何が人々を希望へ導き、何が人々を幸せに導く可能性があるかどうかを考えることなのに…。
その中で、オレは、暑さに奪われる集中力の中で、進まない台本を前に溜息をつく。
昨夜は前日の疲れもあったのか、9時前には眠ってしまう。未明に眼を覚ますと、ベティやイガから携帯に着信あり。申し訳ないことをした。息子からも、臨時メルアドの連絡。知らないうちに、iphonに変えている。
人を思い、人を願い、地域や社会を変えていかなくては…。そう思いながら、自分に何ができるか、それを考えれば先は見えなくなる。
その闇の中で、いまだけを生きているだけでは幸せは見えてこない。
おかしな世界のおかしな国の、おかしな自分たち。