気づけば口内炎が…

昨日から口の上あごの裏が痛いなと思っていたら、どうもでかい口内炎ができているみたい

 

疲れ、簡単な食事、睡眠不足、ストレス…があると、たまに口内炎ができる。

 

実質、１０代後半から今日にいたるまで、オレは、一人暮らしのようなもので、家で家族団欒の席で、バランスのとれた食事をきちんと摂るという生活がほとんどなかった。

 

１０代から２０代の終りまでは、芝居と零細手工業の社長のような暮らしに追われ、稼いだ金や工面した金はすべて芝居に消えた。結婚すると、東宝の商業演劇の本づくりと映像制作会社の掛け持ち生活で、深夜に帰り、早朝に家を出る生活で、まともに家でメシをしたことながない。

 

映像制作会社で役員になって、週末は家で過ごせるようになったのもつかの間、独立して、ほぼ広尾の事務所のソファベットで仮眠する生活。食事は、最初の頃、ほんどんとインスタントラーメン。仕事が軌道に乗り出すと、これまた仕事に追われ、食事はそこそこで、深夜に酒。

 

人が来て、会社にすると、ますます資金繰りに追われ、人を遣うことのストレスで、仮眠施設もないオフィスに寝泊り。会社がやばくなってリストラしたが、すでにとき遅しで、その後は会社の負債を消すために働く日々。

 

やっと、自分のやりたい仕事ができるようになると、今度は、やりたい仕事ゆえの物心両面の苦労が生まれる。その間にプライベートでもいろいろあり、食生活は実にいい加減。料理好きだし、腕も悪くないが、ひとり暮しではそうそう工夫はしなくなる。

 

かつ、この春転居したオフィスは、ソーホー仕様だから、台所環境は簡易的なもの。

ありきたりの和食をつくること自体、手間がかかる。となると、一人だと適当。さらに、原稿書きなどに追われれば、コンビニやほか弁。

 

口内炎ができてふと気づけば、またまた食生活がいい加減になっているではないか。

 

オレが、家で家族のにぎやかな笑いに包まれて、質素だが、うまい朝食や夕食を楽しくできる日は、果たしてくるのだろうか…。

 

似合わねぇ～という、スズメたちの声が聞こえてくるが、健康管理をばっちりやって、グンとしまった先輩のKさんの姿を見ていると、人の幸せにあり方をふと考えさせられる、口内炎の痛み…。