形にならない選択
普段は、決して、忘れないブログの更新を、この時間まで失念してしまう。
とても社会貢献度の高いコンペに燃えていて、その資料を整えていることもあるが、その最中、ありがたいことに、同じ担当の東映のS室長さんが、別の作品の見積書をつくってくれと声をかけてくれた。
ではでは、そちらの作業もと、いろいろ資料をあたっていると、これももう、数年も仕事の付き合いのない、広告系の会社から、WEBコンテンツの見積が欲しいとメール。
どうなってるのだ、世の中は?
どう考えても、どうオレの回りを見回しても、売上げや仕事が減っているという人間や話ばかりなのに、年末も終り近い、いま頃になって、ざわざわとオレの回りが動いている。
形になるかどうかは、これからのことだけど、あれこれ仕事が動いているのは事実。形になるならないに関らず、声をかけてもらえるのは、ありがたく、ステキなことだと感謝。
ということで、今日は、一日雨とわかっていたので、デスクワークに没頭する。しかも、数字や段取りとのにらめっこ。気づいたら、午後7時を回っていたというわけ。
昨日は、うちのOA会社の担当、営業ウーマンのNが年末の挨拶にきた。結婚して退職した前任のMの後を受け継いだのだが、折々の季節の挨拶は、Mの教えか、会社の教育なのか、忘れない。
聴けば、N、趣味はヒップホップ。北国育ちのはんなりした、色白の外見からは、想像もつかなかった。仕事終りに学生時代の仲間と公園や路地で練習しているというのだから驚き。そのパワーはどこからくるのか。
なんでも、ヒップホップをやることで、数字に追われる営業の辛い仕事がやりぬけているという。「ヒップホップがなかったら、気持ちを支えられないと思います…」。なるほど。この子も、どこかに爆弾を抱えているのだ。
だから、初回引継ぎで顔を出したときから、オレの仕事内容に興味を示していたのだろう。自己表現したいという爆弾を抱えて、それが爆発しないように、現実に即して生きようと、自分を抑制している。だが、ちょっとでも、そんな自分の思いを共有できそうな相手や世界にふれると、ふと、心の本音がポロリと出る。
オトナになるということは、青春時代の夢を一つ一つ消去法で消し、選択の幅を狭くすることなのだと、いった奴がいる。確か、大学時代の教育心理学の教授だった。
しかし、選択の幅を狭くするだけのオトナは実につまらない。焼鳥を食いながら仕事の愚痴や上司、同僚の悪口でウサを晴らすようなオトナになってしまう。
大切なのは、形になるかならないかではなく、勇気を持った選択をすることだ。
生活や将来のことを思えば、夢だけを追っては生きられないだろうが、自分が自分らしく、生きられる生き方を選択するというのは、仕事の中にだってある。ヒップホップを通して、やはり自己表現がしたいという自分を捨てられないなら、自己表現の場を、仕事か、また別の何かに求めればいい。
形にならない選択を恐れるのではなく、形にならないと思い込んでいる自分の選択の基準を変えることだ。そうすれば、自分には形にならないと思っていた、捨てていた選択にも、選択の仕様がある、ということがわかる。
とても社会貢献度の高いコンペに燃えていて、その資料を整えていることもあるが、その最中、ありがたいことに、同じ担当の東映のS室長さんが、別の作品の見積書をつくってくれと声をかけてくれた。
ではでは、そちらの作業もと、いろいろ資料をあたっていると、これももう、数年も仕事の付き合いのない、広告系の会社から、WEBコンテンツの見積が欲しいとメール。
どうなってるのだ、世の中は?
どう考えても、どうオレの回りを見回しても、売上げや仕事が減っているという人間や話ばかりなのに、年末も終り近い、いま頃になって、ざわざわとオレの回りが動いている。
形になるかどうかは、これからのことだけど、あれこれ仕事が動いているのは事実。形になるならないに関らず、声をかけてもらえるのは、ありがたく、ステキなことだと感謝。
ということで、今日は、一日雨とわかっていたので、デスクワークに没頭する。しかも、数字や段取りとのにらめっこ。気づいたら、午後7時を回っていたというわけ。
昨日は、うちのOA会社の担当、営業ウーマンのNが年末の挨拶にきた。結婚して退職した前任のMの後を受け継いだのだが、折々の季節の挨拶は、Mの教えか、会社の教育なのか、忘れない。
聴けば、N、趣味はヒップホップ。北国育ちのはんなりした、色白の外見からは、想像もつかなかった。仕事終りに学生時代の仲間と公園や路地で練習しているというのだから驚き。そのパワーはどこからくるのか。
なんでも、ヒップホップをやることで、数字に追われる営業の辛い仕事がやりぬけているという。「ヒップホップがなかったら、気持ちを支えられないと思います…」。なるほど。この子も、どこかに爆弾を抱えているのだ。
だから、初回引継ぎで顔を出したときから、オレの仕事内容に興味を示していたのだろう。自己表現したいという爆弾を抱えて、それが爆発しないように、現実に即して生きようと、自分を抑制している。だが、ちょっとでも、そんな自分の思いを共有できそうな相手や世界にふれると、ふと、心の本音がポロリと出る。
オトナになるということは、青春時代の夢を一つ一つ消去法で消し、選択の幅を狭くすることなのだと、いった奴がいる。確か、大学時代の教育心理学の教授だった。
しかし、選択の幅を狭くするだけのオトナは実につまらない。焼鳥を食いながら仕事の愚痴や上司、同僚の悪口でウサを晴らすようなオトナになってしまう。
大切なのは、形になるかならないかではなく、勇気を持った選択をすることだ。
生活や将来のことを思えば、夢だけを追っては生きられないだろうが、自分が自分らしく、生きられる生き方を選択するというのは、仕事の中にだってある。ヒップホップを通して、やはり自己表現がしたいという自分を捨てられないなら、自己表現の場を、仕事か、また別の何かに求めればいい。
形にならない選択を恐れるのではなく、形にならないと思い込んでいる自分の選択の基準を変えることだ。そうすれば、自分には形にならないと思っていた、捨てていた選択にも、選択の仕様がある、ということがわかる。