秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

花粉症のチンピラの心

実は この半月前当たりから マスクをしている

ほんとはしたくない 眼鏡が曇るから

というか職質受けるような雰囲気が ますます上がるから


オレの眼鏡は グラサン着脱式の奴か カラーレンズの入ったカルバンクライン 両方気に入っている

書き物や編集をやるためか 外に出て天気がいいと 直射日光に弱い だから 色付き眼鏡や

サングラスは不可欠

それに 普段のオレのファッションは 東映でも どこでも有名

ラフなスタイルといっても けっこうがつんという派手目な奴が多く 赤やピンク オレンジ 果ては70

代サイケのシャツなど平気で来ている 

シックに黒や茶で迫っても コーディネートが派手目だから どっかのチンピラかヤクザになる


ブランド的にいえば いま大人しめになってしまったが 数年前の飛んでた頃のBIGI D&G

そして いま まさに いま飛んでるDICESELといったものを混合した感じ

「あの素晴らしい愛を」のコーナーでふれたが コテコテIVYやアルマーニなどのブランドとはさよな

らした


ま ファッションだけではなく オレの立ち居振る舞い 言動 態度 うんぬんが 根本の原因なのだろ

うが とにかく あやしい人と思われがち


でも 敬虔ではないが ブッティストであり 社会派人権派といわれる作品をつくり

時に 取材中に取材する方の話に涙し 脚本書いてるときに いい場面だと 思わず書きながらおいおい

泣き 悩みや不安を抱えている人が前向きに歩き出せば よかったなと また泣く人なのだ

もちろん だれも信じないが


オレほど単純で明解な人間はいないと自分では思っている

たぶん 単純で明解でないのは 普段 人に見せていない 自分だけの特質があるから


人を信じず 人を信じない 人にあわせず 人にあわせない 実はひとり好き だが人恋しい 

本当の温かさややさしさ そのものが この世にあるかと疑っているが 求めている かなり強く

だから なにか琴線にふれれば 冷たい刃で簡単に人を傷つけてしまう

でも その琴線にふれないものであれば 徹底的に付き合う

信と不信の間で揺れ動かされることが こわいのだ 

信じると本気で突き進む 自分がわかっているから


あるプロデューサーが それをたとえて あなたの心の奥には 森を抜けて ああ これで本当の秀嶋

と出会えるとほっとすると そこに 手が切れるような冷たい池があり その中央に ギラリと切れそう

な日本刀が一本 突き刺さっている とたとえられたことがある

なんでも オレと別れた二人の女たちは 血だらけになって その日本刀を抜こうとして 

やはり 無理! と諦めたのだと

遠くで温かくみつめてくれていれば きっと あなたは その人を幸せにできただろうに

だから同じ業界の女ではなく 違う業界で あなたのセンスがわかり 自由に仕事をさせる

女でないと無理らしい


女性の話は別にして 偶然だが コレドの常連NO1のマエストロSさんにも 同じことをいわれた

オレを社会派監督としてメジャーにしてくれたAさんにも 同じようなことをいわれた 

「あなたは本当はキケンな人やけん だから 仕事をしてもらいたいんやけんね」


たしかに こういう言い方は失礼だろうが いかに映画でもテレビでも 流れ作業のようにやる仕事は

したいとは思っていない だから この道を進んできた チャンスがあっても断わってきた

自分の心の奥にあるメッセージが 叫べないなら そんなものは オレにとって作品ではないから


結局 花粉症のチンピラは 仕事しかできないのか…

たが 花粉症なのか 風邪なのか 耳のなんとかとう病気なのか 50肩なのか

それをちょい 邪魔している


今年は春がくると思ったら 冬が帰ってきてしまった

だが 必ず冬がくるように 冬は去り春はくる

人はいつまでも そこにとどまらない 成長もするし 変化もする


昨日 心配になってMちゃんに連絡したら こちらが予想していた通りのこと

やはり 日々の生活の建て直し 物書きとしての生活のあり方 生き方を考えていたのだろう

オレより若いMちゃんは 表現者としては これからの人だ だから まだまだいろいろなこともできる

し 起きる だが 可能性もある 

しかし 職人でなく 表現者として生きるのは 大変なことだ その一つひとつを乗り越るしかない

オレも他人事でなく あやしいグラサンかけて 酒豪編集者のRに 突っ込まれないようがんばろう

年度末 最後の日 新しい年度を直前に控え 自分の決心を明確にして 前へ進もう