秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

大丈夫だろうか…

どの業界でも、業界のたまり場になる店というのがある。
 
だが、私は、基本的にそうした店は好きではない。ゆったり酒を飲みたいところで、仕事の延長のような酒を飲みたいとは思わない。
 
以前、渋谷に、若い映画人や音楽関係者、制作関係者、俳優などが集まる店があった。私が年長だったこともあるが、業界的先輩への気遣いや配慮もいやだったが、仕事の悩み相談までされるようになって、いかなくなった。
 
神宮前にある、CXの連中や制作関係者、そのドラマに出演している俳優がよく集まる店も友人のテレビプロデューサーに連れていかれて、いっていたが、テレビ人ばかりで、そのうち、足が遠のいた。
 
乃木坂にあったMさんの店も、演劇、映画人、テレビ人と俳優が集まるたまり場だった。
 
だが、店に通う世代が40代以上が多く、私より上の世代も多いということもあってか、また、テレビだけでなく、演劇や映画人もいたからか、どうしたことか、そこは通い続けていた。
 
広尾に移ってからは、さすがに足が遠のいていたのだが、移転後初の芝居公演にいってから、お礼にオーナーのMさんが訪ねてくれたりして、なにかの機会に店の売り上げに貢献できれば…と考えていた。
 
私は、乃木坂に店が合った頃、ある年には、最多来店者として表彰されている。少しは店に貢献していたと思う。

それに、私もMさんが乃木坂で店を始めた頃の年齢になり、Mさんも後期高齢者の入り口に近づいた。どうしてか、Mさんと話していると、会話がとまらない。

昨夜も、酒場らしい話題やエピソードで盛り上がる。テーマが「知らない客が来ないはずの店に、どうして人はくるのか…」w ひとくさりしていたら、ピンポンとMさんが知らないという男性客二人がインタフォンを鳴らす。
 
ことわっておくが、予約の店だ。返事しないでおこう。いや、追い返そう。そんな話題をしていたら、その客たちがフロアのドアをあけてしまった。

なんのことはない。先日、店でパーティを開いた関係者のひとり、某テレビ局のプロデューサーと、初めて同伴したという、中堅著名男優でキャスターをやっているNさんw

しばし、その追い返しネタで盛り上がり、店に残っていたマッカランを飲みきってしまった…
 
やはり、この店は、人には教えたくない…が、いろいろわがままをいって、貸切で好きに使える店としては最高。それに多少は、店にも貢献できる。

それに、私が密かに楽しみたい店に通い詰めるような奴はいないだろう…と、甘い予想で、来月、バスツアー参加者、うちの活動を理解してくれている方たちとメンバーの懇親交流会をやることにする…

とはいえ、大丈夫だろうか…