秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

すがすがしい忘年会風景

いろいろと中断される打ち合わせや会合、MOVEの出張があって、10日アップ予定の台本原稿を昨日の午後に終える。
 
自主作品は、とにかく台本が上がらないと先へ進めない。本来、夏場に書き上げて、秋に撮影…というのが基本なのだが、「福島・東北まつり」で本を書く時間がまったくとれなかった。なんとか一本目を終え、昨夜は、月始めに急遽決めた忘年会へ。
 
忘年会は思いつき…と感じた人も少なくなかったろうが、そうではない。
 
今回、急に、しかも、参加可能者も少ない中、あえて、年内の忘年会を…と思ったのは理由がある。昨年と違い、今年の「福島・東北まつり」は、福島、東北支援をやっている多くの団体や人との協働だった。
 
Think Again 岩手三陸さん、FKP(福島絆プロジェクト)、一般社団法人葛力創造社(葛川村・浪江町支援)、相馬はらがま朝市クラブ、RESMAIL、NPO法人グリーンバード、あづまっぺで会(福島県若手県人会)、NPO法人会津地域連携センター…昨年に続き、遠野産業振興事業協同組合、FMいわき。FMいわきのつながりで、アクアマリン福島。
 
行政や市民グループ以外でもこれだけの団体と人が絡んでいる。また、イベント前にFB上に新たにつくった「MOVEを応援・協働する会」の個人参加の方々も当日応援に駆けつけてくれたり、宣伝や声援を送ってもらった。MOVEを応援・協働する会だけでも、いま登録メンバーは95名を越えている。会員と合わせると140名。

そうした人たちにもらった縁を少しでもより深くしたい。また、MOVEが来年から具体化するIT事業へのコンテンツ提供者として参加し、福島新生促進の新しいポータル事業に主体的にかかわりあってもらいたかったからだ。つまり、ここから設立委員会、そして、運営委員会を生み出していきたいのだ。

MOVEのメンバーも当然そこに入るが、主体をMOVEに置くのではなく、こうして縁をもらった方々に主体になってもらいたい。その願いと算段があってのことだ。そのお願いを会える方には年内お会いして、すませておきたかった。

忙しい中、参加いただいたみなさんには本当に感謝。そして、来年からの事業の実現と成功のために、お力添えをお願いしたい…という気持ちをみなさんが受け止めてくださったからもあるが、実に、すがすがしい、いい飲み会だった。それぞれの席で話は終わらず、店の時間が許せば、もっと話は続いていただろう。

東京の芝のちょっと不便なところにある中華屋の2階が、なぜか福島人の集まりのように見えたのは、そこに、出身地や生活の場にかかわらず、福島、被災地を思う気持ちが共にあったからだと思う。

いつか会員、未会員に限らず、地方と東京の距離をこえて、MOVEに関わり合い、縁もらった者同士、遠隔地にいて応援してくださる方も一緒に、すてきな人々がすべて一同に会してパーティやれるときが来たら…とそのにぎやいだ、あかるい風景をみつめながら思っていた。