秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

どこかでつながっている

一週間ほど前、東映から急の仕事の依頼。その打ち合わせで警察庁へ。終了後、打ち合わせ後の調整会議を兼ねて、銀座でランチ。

事務所にもどり、雑用、連絡業務を片付けて、夕刻、六本木ヒルズクラブへ。MOVEで重要な役割を担ってもらっているS弁護士が経営パートナー弁護士をやっている法律事務所の顧客向けの新年講演会と懇親会。
 
音声認識の最先端ベンチャー企業代表の講演はおもしろかった。医療関係者なら、カルテの音声入力システムでお世話になっているはず。
 
利他へ主眼を置いたソリューション、ソフトコミュニケーションの開発が企業にとって次の道しるべ…という導入は強く頷ける。まさに、MOVEがいまどこにもないIT事業をやろうとしているコンセプトに近い。
 
MOVEのIT事業座長のKさん、ITと行動研究部会のメンバーのTさんも参加していて、Sさんが紹介してくれた、いわきに本社のあるITソリューション関連企業の社長、SAさんを交えて語り合う。終了後も話が尽きないものだから、初対面とは思えない気軽さで、隣のホテルのバーラウンジへ。S弁護士も拉致しようとしたが、さすが会社主催の集まりだから、先客がいた。

いわきの話題から、それぞれの大学の学部の話題、哲学と数学の話題、性の話題など話が尽きない。SAさん、うちの大学の最難関学理工学部の卒業生。卒業後、大手コンピュータ企業にいたこともあり、視点がいわきにとどまっていない。

こういう人間の集まりは、本当に心地がいい。議論の話題に幅がある。

しかし、不思議なものだと思う。いや当然なのかもしれない。前回大いわき祭のときもそうだった。こういう貢献事業に取り組もうと考えていると、その力になる人がふっと現れる。また、そういう人は、決まって、オレにとっても、仲間にとっても違和感がない。ずっと前から、そこにそうしてあったように現れてくれる。

弁護士のSさんもそうだったし、そのSさんが紹介してくれた福島の地元紙のKOさん、海鮮問屋のOさん、スタッフのIさんもそうだった。最初にいわきで出会ったタウン誌記者のAちゃんも。FB親友のKさんやTさんが呼び集めた連中もそうだ。MOVEは実に人材に恵まれている。

奇遇ながら、Sさんの事務所名はクレアの文字がつく。クレアとは、子どもを生み育てる女性を象徴する言葉。欧米の女子によくつけられる名前だ。何かを生み育てる…
それが、英語でクリエートになる。

社会に対して新たな何かを提言し、形にしていく。MOVEは、どこかでそれにつながっている。だから、MOVEに集った人間もどこかできっとつながっていたのだ。