秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

めっ!

昨夜、人気者のHから突然の連絡。「ハンナでひとりで飲んでます…」。
 
扁桃腺がまだ少し腫れてはいるが、元、助さん、角さんのひとり、Hに何事かありや…と部屋着にカーディガンを羽織って出向く。といっても徒歩1分w
 
何やら仕事のことでいろいろあったらしく、怒りの汚れを落とすために酒を酌み交わしたかったらしい。茶をすすりながら、Hと語らう。さすがに酒は飲めないw
 
なんでも、店についたら、ハンナのばばあが、「オレの部屋の電気がついていたから、きっといるわよ。電話してみたら…」と背中を押したらしい。ばばあは、やはり、オレのストーカーw
 
だが、確かに、男がひとり、なんとなく心をいやすのに、ばばあの店は最適。最近、すっかり、近場の長寿庵通いが多くなっているオレとしては、年始のあいさつもしていなかったばばあの顔をみるのも悪くなかった。
 
Hらしく、仕事で何事かあったことはいっても、決して、つまらない愚痴はいわない。聞かせない。男二人のちょっと濃いめの会話に、ばばあ、決して口を挟まない。やはり、オレが見込んだだけのことはある男、そして、女だw
 
MOVEがNPO申請の認可が下りそうだという話をすると、心から喜んでくれた。Hに限らず、オレの周囲の人間の多くがよかったといってくれる。ばばあは、昔から、オレの会社の仕事はNPOのようなものじゃない。だから、NPO法人格をとったら…。と言われ続けてきた。その遠い記憶ががふと思い出される。

自分の会社のためだけのことだったから、NPOなど真剣に考えもしなかっただろう。そして、震災がなければ、行動にも移さなかった。かつ、FBを通じた出会いがなければ願いを形にすることもできなかっただろう。

オレを含め、MOVEにかかわる人間たちが、このNPO活動を通じて、仕事の質や内容、あり方を社会貢献にシフトし、かつそれによって、新しいビジネスの局面を拓き、利他によってこそ、生活は物心両面、満たされていくのだ…ということが実感できる、新しい局面を迎えてほしい。

発想の根幹を変えれば、それは決して困難なことではない…とオレは思う。オレ自身、仕事の質と内容を変えようと考えているからだ。だが、自らの、なにがしかの犠牲なくして、それを手に入れることはできないと思う。
 
人生、痛みのないところで幸せはえられないのだ。そして、幸せとは経済的な豊かさだけをいうのではないのだ。
 
同じ昼間、NPO申請の認可が下りそうだと話したら、来訪されたある方にいわれた…
 
「秀嶋さんって、本当に幸せよねぇ。支えてもらえるたくさんの人に出会えて、新しい仕事の取組みのチャンスももらえて、手助けをしてくれている、ご家族がいて…幸せだと思わない?」

ぐさり…ときた。前に進むことばかり考えて…オレは本当に感謝が足りない。
 
感謝が足りないから…また、数日前、朝まで語り明かした女優志願の女子と3時までスカイプで語ってしまった…。実は、オレの作品にスカウトしようとしているw 彼女は早いもの勝ちだと思う。トレーニングは必要だが…。が、しかし。
 
めっ! という声がどこからか聞こえたような気がしたのは、気のせいだろうか…