秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

動脈硬化は80歳以上です

あなたの右半身の動脈硬化は、80歳以上です…
 
いつも受けている一年に一度の定期検診で、そういわれた。正確には、いわれたのではなく、動脈硬化測定器がそうプリントアウトした。眼底検査でも、右目に動脈硬化の痕跡が…
 
いわば、オレのからだは右半身の血管がすでに死を迎えつつある…ということになる。

それを夏のご挨拶と自主作品のサンプル映像を届けに行った、東映のYさんたちとランチをしながら話していると、笑いながらいわれた。「そんなの驚くほどのことじゃないでしょう。そういう人なんだから…」。で、(笑)。

そういう人…というYさんの言葉には、理由があるのだ。オレがどういうタイプの作家なのかをよくわかっている。

無理のきかない年齢になりながら、若い頃の調子で生活してれば、あれこれからだの問題を抱えるのは当然。それでいながら、あれこれと決断しなくてはいけないことは増えるばかり。
 
ポンと投げ出して、おさらばえ~となれれば、こんな楽なことはない。が、それでも、まだまだやりたいことが山ほどある。それを実現するためには、また、あれこれストレスを抱えることにもなる。
 
結局は、15の春を生き続けるしかないのだ。
 
かつて、傷だらけの天使というテレビドラマがあった。その中で、やりきれなくなると、萩原健二と水谷豊が革ジャンを着て、背中を丸めながら、こんな歌を歌う…
 
♪たまらん~ たまらん~ たまらんよ~ たまらん、こけたら、みなこけた~