秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

いつものお盆

世間はお盆…実家や地元に戻り、お墓参りや家族、親族と時を過ごす人は少なくないだろう。
 
年末年始の休みや連休、そして、お盆の時期というのは、学生劇団を始めた頃から、台本書きや稽古につぶれていた。
 
劇団をやめて、サラリーマン生活をやると、この休み期間に中高の部活指導者向けのスポーツビデオをつくっていた関係で、合宿などがあるこの時期に撮影ということがほとんど。夏のこの時期は、タオルを頚にまき、冷房の利かない体育館でバスケットやバレーボールの撮影をやっていた。
CMやVPの制作までやるようになると、この時期に撮影した映像の編集に当てるようになり、ますます休みはとれなくなった。
 
独立すると、今度は、休みどころではなく、溜まっていた企画書や書きたい原稿の草案をまとめたりで、同じようにこの時期がつぶれた。
 
そんな生活をしているうちに、人出の多いこの時期にどこかへ出かけること自体をしなくなった。
 
おかげで、うちの家族は人並みの余暇を過ごしたjことはほとんどない。帰省や帰郷しても、オレはひとり、東京の事務所に残るという生活が当たり前になっていた。そして、いつか、ひとりそこで暮らすようになっていた(笑)

しかし、今年の夏、外苑東通りに面したうちのマンションは正面が全面窓になっていて、エアコンが利かない。とても、原稿に集中できない。節電対策に今年初めて、遮蔽をした。
 
こういう暮らしがいつまでできるのか…今年の健康診断で動脈硬化の進展が80歳以上といわれた、オレの血管。キレたら、キレたで仕方ないが、中途半端に血管がへたると周囲に迷惑をかける。
 
いままでの自分の生活を振り返り、先祖に手を合わせるこの時期、今年もまた、反省のお盆。いつになったら、オレがんばったよ…と亡くなった親や先祖に語れるのだろう。