秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

恋愛小説家

もう十年もいっていなかった店。恵比寿のマイタイ。
 
最後にいったのは、上海のかみさんと恋愛時代にいったのが最後。そのタイ料理の名店に、村娘を連れて行く。
 
カレー大好きの村娘にあれこれ店も紹介され、かつ、奴の車で拉致されたとき、淡島通りに超笑える店名のカレー屋をみつけた。後で、そこが芸能人もよくくる、知る人ぞ知る店だと村娘に教えたらえたが、なんせ、奴は、オレと同じで、チャライ店が嫌い。
 
その店より、前々からオレが吹いていた、恵比寿のマイタイに行きたいというので、案内する。
 
うまいものを食うと、わかりやすく笑顔になる村娘。おいすぃを連発。オレも十年ぶりだったが、やはり、うまい!
 
基本、マイタイでは、あれこれ食ってしまうので、店一番のマイタイカレーまでたどりつけないのだが、カレー談義の中でこの店に来たので、パンツクの腹で、最後にはマイタイカレーを食う。
 
結局、二人とも、一口ちょっとくらいしか、食えなかったが、お持ち帰りに包んでもらい、明日食べるという村娘に渡す。
 
腹はいっぱいで、ケーキは食えなくても、アイスは食える。ということで、奴、一押しのパルムを、オレお薦めの映画『恋愛小説家』を鑑賞しながら、食う。
 
が、しかし。オレの尊敬する俳優、ジャック・ニコルソン演じるところの、一言多い、毒舌家の主人公が、オレに似ているということなり、あれこれ、討論会。
 
ふと、昔、高倉健の『駅』を見に行ったとき、一緒に見に行った女性に、「こんな人とは付き合えない!」と、いわれたときのことを思い出す。
 
いっちゃっている男を主人公にした映画を二人で観るのは要注意。
 
奴のお薦めのエスキモーのパルムのほどよい甘さに感動しながら、オレという男のだらしなさ、いい加減さ、ありえなえなさを痛烈に教えられた夜…。