秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

腹をくくる

台本が脱稿。撮影前の連絡業務とキャスティングの検討に追われる。
 
撮影日が確定しないと、詰めの作業ができないが、コンパクトに撮影をまとめていかないと社会教育映画の制作予算は厳しい。
 
数式を解くための、公式を求める作業。とはいえ、連絡が入らないとその作業も前へは進めない。しかし、映画の現場にどっぷり状態では連絡がとれないスタッフもいる。日程が出るのに時間のかかる取材対象者もいる。
 
急ぎたい気持ちと、相手にも都合があるのだからと耐える気持ちで、揺れ動く。
 
だが、基本、なるようにしかならないのがチーム作業。どこかで、腹をくくらなければ、結果、いい仕事はできない。と、オレは思っている。
 
チームバチスタではないが、オレの現場は、オレのチームでなければ、あのスピードでは撮り終われない。クオリティも守れない。うちの組の仕事にかかわった、あらゆる俳優が、そこに驚く。とりわけ、キャリアが長い、それなりに名のあるといった俳優はみな口を揃える。
 
それも腹をくくってスタッフ全員が現場にのぞむからだ。戦はひとりではできない。
 
今月後半は連絡業務と日程の調整、キャスティング作業。その間に、オレの作品を題材にした教育シンポがある。撮影が終われば、編集作業。
 
運動と食事のカロリーコントロールをマイブームにしているから、その中でもマイブームを終わらせるわけにはいかない。
 
ここでも、腹をくくる。
 
オレの人生、15歳の頃から、常に腹をくくる毎日だったような気がする。腹が出たのはその反動か