秀嶋賢人のはてなブログ

映画監督・NPO法人SocialNetProjectMOVE理事長

ノリノリ、バキューン!

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Red常連マリ復帰支援集会のおバカノリ

大阪撮影の販促作品のまとめ作業で、朝一から、自転車を走らせ、河田町の編集スタジオでDVD-Rを焼いてもらい、それを持って、九段下にあるクライアントの会社まで行き、プレビュー試写。OKをもらい、一旦事務所にもどると、メシをする間もなく、ブログを更新し、すぐさま、日本トラステックの代官山編集ルームまで走り、まとめ作業をやる。午後4時近くになって、はたまた、代官山から中野坂上にある音声作業をやるディオススタジオまで走る。ディオスに着く頃には、汗でシャツはぐちゃぐちゃになり、午前中、ブランチ代わりに、めずらしく、九段下のマックでファーストフードを食っただけだから、疲労困憊状態。

気づけば、まともな食事もせず、自転車でほぼ一日、都内を走り回っていた。

あまりの空腹に、新宿にある「桜吹雪が舞い落ちる」で、とんこつラーメンに豆板醤をたっぷり入れ、エネルギー補給し、乃木坂に戻った。シャワーを浴び、かりんとうで糖分を補給したら、疲れがどっと出る。

あまりの暑さで汗ぐっしょりになり、途中、代官山のカフェで15分だけ休むと、むしょうにビールが飲みたくなった。カキーンと冷えた生ビール! と、なぜか焼鳥Yoshiの焼鳥がくいたくなり、そういえば、行こうとしていつもふられて、2連敗しているRyokoをこの機会に連れて行ってやろうと思い立ち、メールするが、今日の今日、先約があるという。うむむ。

それでも焼鳥とビールをやりたいモードになっているオレは、ひとりで飲んでもよかったのだが、Redにはいかないと前日Youにはいっていたが、マリが久しぶりにRedに来るということも、実は気になっており、ならばと、Redに行くつもりだという、ベティを無理くりをさそう。が、奴め、仕事終りが読めないという。じゃ、先に飲んでいるから、来れる時間に顔を出せと返信した。

メールしたときは、ハイテンションでノリノリだったオレだが、疲れが出て、どっと睡魔が押し寄せる。結局、8時半になってやっと、焼鳥Yoshiにたどりつく。そこでも、まだ、汗が噴出す。オヤジさんがひとりで来てくれたオレへの感謝から、オヤジさんも奥さんも、スタッフも風邪気味だというのに、冷房がんがんにしてくれた。そればかりか、ハイボールを頼んだら、トールグラスに、ウィスキーを満杯に注ぎ、炭酸はごく微量。モロ、ストレートじゃん。しかも、大量。疲れも重なって、完全に出来上がってしまう。

その頃になって、都合が悪いといっていたRyokoから、Redにいますメール! ベティは仕事が終わったが、Redに直行するというメール! おい、おい。オレは、焼鳥とビールがやりたかったのだ。といっても、もう完全にできあがっている。今日はそそくさと退場と決め込んで、乃木坂に戻ったら、トモが、カントク! 何しているんですか! みんな待ってるんですよ!と、来た。うむむ。男気として、これは捨ててはおけぬ。1時間ほど、体を休め、結局、なんとかRedに顔を出した。強く求められれば、それに応える。トモめ、オレの性格を見抜いている。

イガは神戸出張。前日、カウンターで一人飲んでいたOちゃんは仕事で参加できないといっていた。若手ばかりの集まりかと思いきや、人にやさしいハマは、やっぱ顔を出している。トモ、ヒロに、ベティ、Ryoko、それにツアー最後の渋谷ライブを控えたタミーも久しぶりに顔を出していた。そして、いろいろあって、常連を引退していたマリとその友人。0時を回って、コア常連だけになったところで、お手伝いE、ミュージシャンでRed従業員修行中のメグ、Youも一緒になって、盛り上がる。

マリは見かけ若作りだが、そこそこに大人。アニメ風、カマトト風言葉はいただけないが、だからこそ、場を盛り上げるのがうまい。オレの毒舌にも、きっちりジョークで返せる大人。だからこそ、あれこれ考え、Redに来たいのを我慢していた。口コミでその間の事情をよく知る、コア常連たちは、異口同音に気にしないで、来いよ。最後には、Youが口火を切って、マリ支援集会になる。

人が人と出会えば、いろいろなことがある。しかし、ここは、いろいろあっても、仲間が緩衝役になったり、調整役になってくれる。マリはRedでの日が浅いから、まだ見えていないところもあったのだろうが、コアな連中は、そういう心根を持った奴ばかりだ。イモトだってガキじゃない。いや、これを機会に大人になれる。みんなで大人にしてやればいいのだ。

Youも商売だし、仕事だから、いろいろな人間に店に来てもらう必要は感じているが、コアな常連になれるのは、やはり、Youにとっても、一人の人間として大事に思える奴らだけ。コアな連中だってそう思っている。だれもが、コアになれるわけではないのだ。しかし、そこにマリはちゃんと入っている。もちろん、イモトも。何よりもそこのことが一番大事で、幸せなことだ。

健康な男と女が出会えば、色恋沙汰の一つや二つ、起きるのが当たり前。だが、それを上手に乗り越えていけるのが大人というものだ。自分ひとりでは、できなくても、Redに集う、コアな連中なら、きっとその手助けをしてくれる。何が好きで、何がキライか。だれかがそれを決めたのでもなく、お互いがしっかり、ひとつの見えないルールや価値観を持っているからこそ、コアな集まりがこうして成立しているのだ。

マリよ。その中にお前の居場所はちゃんとある。いろいろあっても、そこのことを忘れず、自分が身を引けば、我慢すればという無理をするな。少なくとも、お前がノリノリ、バキューン!をやるだけで、心から笑ってくれる仲間が、ここにはいるのだ。

昨日一日走り回った仕事をふってくれた、長い付き合いの同年社長に、Redのコアな集まり、そこでのオレの活動を話したことがある。一人、獅子奮迅して、がんばっているいい男なのだが、その話を聞いた後、一言こぼした。

いい仲間に囲まれて、充実してるってことですね…。

その表情はどこかしら、さびしく、そして、いいなという思いに溢れていた。利害や損得抜きで人とつながり合える場があるということは、年を重ねれれば、重ねるほど、それが貴重だということがわかる。そのスタートラインにコア常連たちはいる。いろいろあっても、そうした出会いと場を大切にし、生かしていけることが貴重なのだ。